AMDは、新型のモバイル向けGPU「AMD Radeon Pro 5500M」と「同5300M」が、Appleが11月13日に発表した新MacBook Proに搭載され市場投入されたと発表した。

  • Radeon Pro 5000Mシリーズのチップ。「Radeon Pro 5500M」と「Radeon Pro 5300M」の2モデルで展開

    Radeon Pro 5000Mシリーズのチップ。「Radeon Pro 5500M」と「Radeon Pro 5300M」の2モデルで展開

Radeon Pro 5000Mシリーズは、先月発表されたばかりのRadeon RX 5500シリーズに続く、RDNAアーキテクチャをベースとし、7nmのプロセスルールで製造される。いわゆる「Navi」世代の最新設計によるモバイルGPUだ。

  • 11月13日に新登場した「MacBook Pro 16インチモデル」のGPUとしてデビュー

AMDはこのGPUを指して、ビデオ編集、3Dコンテンツ作成、macOSベースのゲーム開発に画期的な性能を発揮する、プロユーザー向け初の7nm世代のモバイルGPUだと説明している。主な仕様は、Radeon Pro 5500Mが24基のCompute Unitsと1,536基のStream Processors、Radeon Pro 5300Mが20基のCompute Unitsと1,280基のStream Processorsという構成で、メモリはどちらも128bit接続のGDDR6。

Radeon Pro 5500M Radeon Pro 5300M
Compute Units数 24 20
Stream Processors数 1,536 1,280
FP32 TFLOPS 最大4.0TFLOPS 最大3.2TFLOPS
Memory Type GDDR6 最大8GB GDDR6 最大4GB
Memory Interface 128bit 128bit