JFEスチールは10月17日、6次中期経営計画末(2020年度末)までに社内データサイエンティストの人数を現在の200名超から350名程度へ拡大していくと発表した。

同社はデータサイエンティストを階層別・系統的に社内で独自に養成する体制を構築し、運用開始から1年を経過したが、この度、求められるレベルに応じたピラミッド型の階層的な教育体制を確立した。

階層は「DS先駆者」「DS伝道者」「DS活用者」「DS利用者」から構成される。階層トップのDS先駆者は、課題解決のためのデータ収集からアルゴリズム開発、実用化まで独力でできる人材であり、DSベンダーの専門技術者と同等レベル。現時点で約60名を養成しており、2020年度末までに約100名程度とする計画。

DS先駆者の次の階層である「DS伝道者」はアドバイスを受けながらDSツールを活用して課題解決を行い、その実用化ができる人材で、技術系の社員全員を対象としている。DS伝道者は現時点の約150名から、2020年度末までには250名程度とする計画。

  • JFEスチールのデータサイエンティスト養成階層