Amazon.co.jpが電子書籍リーダーKindle初の子ども向けモデル「Kindle キッズモデル」を発表した。本体を保護するキッズカバーが付属。壊れたら無料交換に応じる2年限定保証が付く。また、子ども向けのコンテンツの読み放題サービス「FreeTime Unlimited」1年間分が含まれる。価格は10,980円で、発売予定日は10月30日。

  • Kindle キッズモデル

    Kindle キッズモデル (ピンクカバー)

キッズモデルは「Kindle」がベースになっており、違いは8GBと大きなストレージを内蔵すること (Kindleは4GB)。ディスプレイは6インチのAmazonディスプレイ (167ppi、16階調グレースケール)。紙の本のような読みやすさを実現するE-Inkディスプレイ技術、LED×4個のフロントライトで、表示が目に優しく、読書に集中できる。ワイヤレスはWi-Fi (802.11 b/g/n)。本体サイズはキッズカバーを付けた状態で162x119x14mm、288gと軽量だ。

  • Kindle キッズモデル

    Kindle キッズモデル (ブルーカバー)

キッズモデルは、子どもが読書だけに集中できるデバイスとしてデザインされている。辞書、単語帳、Word Wise、目標達成バッジといった読書をサポートする機能が充実している一方で、動画やゲームといった機能はなく、広告や通知も表示されない。

FreeTime Unlimitedにログインすると、Kindleでは児童書の名作や学習マンガ、「ハリー・ポッター」、「名探偵コナン」、「ドラえもん」、「ディズニー」など、1,000冊以上の子ども向けの本を自由に読める。FreeTime Unlimitedには見守り機能があり、保護者がペアレントダッシュボードで、子どもの年齢や読書目標を設定、読書時間や本ごとの読書の進捗を確認できる。

  • 1,000冊以上の子ども向け本にアクセス

    様々な種類の子ども向けの本を自由に読める「FreeTime Unlimited」

FreeTime Unlimitedは1年分で一般ユーザーなら11,760円相当、Prime会員で5,760円相当になる。FreeTime Unlimitedの無料期間終了後は有料期間に自動更新され、料金は一般ユーザーが月額980円、Prime会員が同480円。なお、子どもが成長して一般向けの書籍を読むようになっても、FreeTime Unlimitedからログアウトすると通常のKindleとして端末を使用し続けられる。

2年限定保証は子ども達に安心して電子機器を持たせられるようにAmazonがキッズモデルに提供しているもので、落としたり濡らして壊してしまっても、条件を満たしていたら無料で交換する。通常の1年間限定保証よりも充実した内容になっている。