カシオ計算機の耐衝撃腕時計「G-SHOCK」の初代モデル「DW-5000C」(1983年発売)が、国立科学博物館が主催する2019年度未来技術遺産(重要科学技術史資料)に登録された。

  • DW-5000C

未来技術遺産は、国立科学博物館が2008年度から実施している登録制度。科学技術の発達において重要な成果・意義を持つものや、国民生活などに大きな影響を与えた資料の保存と活用を図ることを目的とする。

令和元年度(第12回)で新たに登録された「DW-5000C」は、耐衝撃腕時計「G-SHOCK」の初代モデル。「衝撃に弱く、壊れやすい」という印象が持たれていた腕時計に対する価値観を大きく変えたことが評価されたという。

同社製品の登録は、2008年度の「電子式卓上計算機 カシオミニ」、2009年度の「デジタルカメラ試作機 DC-90」、2012年度の「液晶デジタルカメラ QV-10」、2013年度の「カード型電卓 SL-800」、2014年度の「科学技術用計算機 AL-1」に続き、6回目。