ブラウン ハウスホールドは8月28日に、ハンドブレンダー新製品「マルチクィック 5 ヴァリオ フィット ハンドブレンダー MQ5064」(以下、MQ5064)のプレス向け体験試食会を開催しました。最大の特徴は、野菜を手軽に調理できる付属品「スパイラライザー」を搭載したこと。製品は8月21日に発売済みで、価格はオープンです。

  • MQ5064
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    会場に展示されていたMQ5064と、「MQ5064で作れる料理」の一例。MQ5064だけで「つぶす」「混ぜる」「刻む」「砕く」「カットする」といった多彩な調理が可能です

野菜を麺のようにカットできるハンドブレンダー

ブラウンの「マルチクイック」シリーズといえば、鍋に直接入れて使える手軽さと、パワフルさ、付属品の豊富さで人気のハンドブレンダーです。マルチクイックシリーズは現在、ブレンダー本体部の違いによって、マルチクイック 1、マルチクイック 5、マルチクイック 7、マルチクイック 9の4モデル構成。さらに付属品の違いなどで、全9種類のバリエーションが用意されています。

今回体験したMQ5064は、シリーズミドルクラスの「マルチクイック 5」に、スパイラライザーと呼ばれる特殊なアクセサリーを付属したモデル。スパイラライザーを付属した製品は、現在このMQ5064のみとなります。

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    MQ5064はマルチクイック 5本体に豊富な付属品が付随するセット。最大の特徴はスパイラライザーと呼ばれる「野菜を麺のように細長くカット」できるアクセサリーです

スパイラライザーとは、野菜を麺のように細長くカットするためのアクセサリー。野菜を麺状にカットすることで、麺の代わりに野菜を使った「ベジヌードル」を作れます。

ベジヌードルなら、小麦粉を使った麺と比較して9割近くのカロリーをカットできるほか、糖質も大幅にカットできます。もちろん野菜不足も補えるし、非常に魅力的な料理です。会場では管理栄養士の高木祐香氏が登壇し、ベジヌードルを使った料理を2品、実演調理しました。

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    こちらがスパイラライザーの一式。カットしたい野菜の細さや形状にあわせて、3種類のカッターを使い分けられます

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    高木氏による実演調理。10cmほどの長さに切った野菜を、ブレンダー本体に取り付けたスパイラライザーアダプターの先に差しこんで固定します

【動画】あとは、カッターをセットした専用容器に野菜を入れて本体のスイッチを入れるだけ。あっというまにベジヌードルの完成です。一本一本が長い麺状なので、ツルツルとすするような料理にも最適です
(音声が流れます。ご注意ください)

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    長い!

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    スパイラライザーは「細目」(写真右)、「中細」(写真中央)、「太目」(写真左)という3種類があり、作りたい料理に応じて使い分けられrます

会場では大根を「中細」のスパイラライザーでカットし、肉みそと豆乳スープで味付けした「豆乳冷やしベジ担々麺」と、サツマイモとニンジンを「太目」でカットして味付けし、電子レンジでパリパリになるまで加熱した「皮ごとヘルシーベジチップス」を調理。試食もできました。

どちらの料理も調理時間は15分ほど。加熱時間を除けば10分かからず、短時間で調理可能です。今回実演をした高木氏は、美味しくて健康的なだけではなく、調理が手軽というのもスパイラライザーの魅力だといいます。

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    見た目も美しい豆乳冷やしベジ担々麺。中細タイプのスパイラライザーでカットした大根は、見た目だけならまるで細めのうどんのよう。大根をカットしたあと電子レンジで加熱していますが、食べるとシャキシャキとした食感。「パスタの代わり」というには大根感が強いですが、味は間違いなく美味。これはベジヌードルという新しいジャンルの料理としてアリだと思いました

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    サツマイモとニンジンを太目タイプのスパイラライザーでカットし、味付けをして電子レンジでパリパリになるまで加熱したもの。乾燥させたからか、野菜の甘みと旨味が凝縮されています。粉チーズで味付けしたニンジンは病みつきになる味!

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    実演ではベジヌードルを加熱調理しましたが、キュウリなどをスパイラライザーでカットして盛り付けるだけでも、見た目が華やかなサラダに。無理にヌードルとして使う必要はありません

ブレンダー機能やフードプロセッサーとしても使える1台5役

もちろんMQ5064はスパイラライザー以外にも、基本のブレンダーとしても使えます。ブレンダーとして使う場合は、先がベル型になった基本の攪拌アクセサリー「ブレンダーシャフト」を使います。本体上部のダイヤルによって、刃の回転数は21段階から選択可能。そのほか、強力なターボモードも搭載しています。

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    基本のブレンダーシャフトを使えば、鍋の中やカップの中で手軽に食材を攪拌できます。ポタージュスープやグリーンスムージーなども、少ない洗い物で調理可能。写真はビーツを使ったポタージュ

付属のチョッパーをセットすれば、フードプロセッサーになります。基本のブレンダーは「液体と固形食材を攪拌」するのに向いていますが、フードプロセッサーは固形食材をみじん切りにできます。野菜のみじん切りのほか、肉をミンチにすることも。

また、フードプロセッサー用のカッターは2種類あり、一般的な食材用のカッターとアイス用カッターです。アイス用カッターでは、クラッシュアイスを手軽に作れます。また、氷ごとスムージーやカクテルを作りたい場合などにも大変便利です。

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    付属のチョッパーをセットすればフードプロセッサーに。とにかく多彩な調理に対応できるんです