Fossbytesは8月26日(米国時間)、「Popular JavaScript Library 'Standard' Now Shows Ads On Installing Via NPM」において、人気の高いJavaScriptライブラリである「Standard JS」が、NPM経由でインストールされるタイミングで広告を表示するようになったと伝えた。詳しいやり取りは次のページにまとまっている。
Standard JSは毎月300万回ほどダウンロードが実施される人気の高いJavaScriptライブラリ。しかし、Standard JSの開発者は資金不足でStandard JSを最新の状態に保つことが難しいと感じていたという。
こうしたプロジェクトは企業から直接資金を得ることが難しく、それを解決する方法として、インストール時に広告を表示するというモデルに落ち着いたと説明している。表示される広告はユーザートラッキング、データ収集のいずれも行われないとしている。
こうした開発者の取り組みを受けて、ユーザーの一部は反対を表明している。それは、広告バナーがログに組み込まれることでアプリのデバッグが不必要に複雑になるのではないかという懸念から来ている。
一方、新機能の追加やバグの修正、ユーザーからの質問への回答、ドキュメントの改善など、こうしたソフトウェアの開発を持続していくための収益モデルを見つけることの重要性の理解を示しているユーザー、広告よりもすぐれた支援方法を発見する必要があると指摘するユーザーもいる。