ソニーは8月26日、耳に装着してスマートフォンを使わずに、離れた場所にいる仲間との会話を可能にするウェアラブルコミュニケーションギア「NYSNO-100」(ニスノ-100)を発表。ソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」で、事業化に向けた支援募集をスタートした。

  • NYSNO-100

    NYSNO-100

NYSNO-100は、耳に装着してスマートフォンを使わずにハンズフリー通話できるデバイス。Bluetoothを使ってNYSNO-100同士が音声をやりとりする。スタートアップの創出と事業運営を支援する「Sony Startup Acceleration Program(ソニー・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム/SSAP)」のオーディションを通過し、事業化に向けた準備を進めている。

First Flightでの目標額は5,610万円で、早期割引として14,000円の「シングルスペシャル割引プラン」(100台限定)など複数の支援プランを用意。9月26日まで支援を受け付け、発送時期はいずれも2020年6月以降順次となっている(プロジェクトが成立しなかった場合は返金となり、製品は発送されない)。

  • NYSNO-100

    NYSNO-100の装着イメージ

Bluetooth 5.0に対応。ソニー独自の「グループトーク」機能を搭載しており、あらかじめ互いに登録した同製品を装着した人同士で同時に会話できる。最大3人での会話も楽しめる。通信距離は最長約500m。

既存の「Xperia Ear Duo」のように耳の下側から装着するスタイルで、本体を後ろ側に配置。耳を塞がずに周囲の音が聞こえるアンビエントイヤーピースや、風切音を低減する内蔵マイクなど、ソニーのオーディオ開発で培った技術を採用し、高音質かつ自然でクリアな音と快適な会話環境を提供するという。

IPX5/IPX7相当の防水性能や、IP6X相当の防塵性能、耐衝撃、耐低温性能を備え、スノースポーツやサーフィン、マウンテンバイクといったアクティブなスポーツシーンでも使用できる。

リチウムイオン充電池を内蔵し、電池持続時間はグループトーク連続会話時で約4時間。連続待機時間は15時間。充電時間は約1.5時間。

  • NYSNO-100

    複数人での利用イメージ