ユニアデックスは8月20日、帳票業務の自動化を実現する「帳票自動入力ソリューション」の提供を開始した。帳票の入出力業務に対して取り込みから、AI(機械学習)を用いて文字抽出・解析を行い、RPA(Robotic Process Automation)と連携して業務システムなどへ直接出力する、バックオフィスの定型業務を自動化するソリューションとなる。

新ソリューションは、帳票をスキャンしてPDFデータ(画像データ)を取り込むことで自動的に文字データを解析し、抽出まで行い、紙書類のフォーマットは問わずフォーマットの特徴や抽出カ所をAIが学習することで、さまざまなフォーマットのデータ抽出を可能としている。

  • 「帳票自動入力ソリューション」のイメージ

    「帳票自動入力ソリューション」のイメージ

また、抽出後のデータはRPAとデータ連携し、ソフトウェアロボットによる業務の自動処理を行い、注文書・納品書などの指定文書の自動作成、そのほか業務システムへ入力連携することも可能。さらに、同社が開発した独自のWebユーザーインタフェースを通じて、Web上での帳票抽出からデータ確認、各種自動入力までワンストップで対応できるという。

価格は、月1000枚帳票処理で年間300万円(税別)~。同社では、今後もバックオフィス業務支援ソリューションの順次開発を予定。加えて、同分野でのソリューション・サービス提供を強化し、帳票自動入力ソリューションも含め、2022年までに累計で10億円の売り上げを目指す。