最近は個人でも、PCやスマホ、タブレットなど複数のデバイスを持つことが当たり前となりつつある。が、機能が重複するデバイスが複数あることで使い分けに苦労したり、従来ひとつのデバイスで行っていた処理を分けてするようになったことで、逆に効率を落としているケースもあるだろう。

こうしたことから最近は、複数デバイスでの使い分けや連携を効率的に行なうサービスやアプリが、徐々にその数を増やしつつある。単にWindowsやAndroid、iOSなどを横断するというだけでなく、各デバイスの特性を活かしてより効果的な連携が図れるよう、独自の工夫が施されていることが特徴だ。

今回はそうした、複数のデバイスを所有したり、他の人の端末とデータを共有する機会が多いユーザにとって便利なサービスの中から、特にオリジナリティが高いものを紹介する。

LAN上のデバイスでテキストや写真を送受信できる「Simple.Savr」

「Simple.Savr」は、同じネットワーク内にあるスマホやPCの間で、テキストや画像などを送受信できるサービス。同種のアプリやソフトは多数あるが、本サービスは専用アプリを一切使わず、ブラウザ上でデータの受け渡しができるのがポイント。上記URLにアクセスするだけで利用できるので、普段使っていないデバイスとのデータのやりとりはもちろん、ゲストとのファイル送受信、さらに同種ツールがうまく動作しない場合の保険としても有用だ。

  • Simple.Savr

複数スマホのバッテリー残量を一括チェック「バッテリーの残量」

広い意味でウェブサービスと言えるのが、この「バッテリーの残量」だ。これはスマホにアプリをインストールしておくことで、バッテリーの残量をクラウドで収集し、一括で確認できるサービス。ユニークなのはスマートスピーカーのスキルとして提供されていることで、Amazon EchoなどAlexa対応デバイスを使うことで、スマホごとのバッテリー残量を音声で読み上げてくれる。毎日就寝前に読み上げる設定にしておけば、充電忘れもなくなるだろう。

  • バッテリーの残量

デバイスごとに別フォルダに写真を分類保存できる「pCloud」

単にスマホから写真を自動アップロードするだけならば、多くのオンラインストレージが対応するが、この「pCloud」はアップロード元のデバイスごとにフォルダを自動作成するのがポイントだ。これにより、どのデバイスからアップロードされた写真なのかひとめで分かる。そのため、各デバイスのカメラの画質を比較したり、デバイス固有の操作手順をスクリーンショットで記録するなど、デバイスごとに区分けしたい場合に重宝する。

  • pCloud

番外編:スマホの通知をWindows上で確認できる「スマホ同期」

厳密にはWebサービスの定義からは外れるが、Windows 10に2018年秋新しく搭載された「スマホ同期」を使えば、スマホの通知をWindows上で確認できる。対象のアプリを選択できるので、見落とすと困る重要なアプリだけ有効にしておくことで、PCでの作業に没頭していてうっかりスマホの重要な通知を見落とした……というミスをなくせる。機能の豊富さだけなら同種サービスの「Pushbullet」などのほうが上位だが、Windows純正のツールなのは魅力だ。

  • スマホ同期