「goo.gl」ことGoogleの短縮URLサービス「Google URL Shortener」が、サービスを終了して早4カ月が経過した。

短縮URLの用途の一つ、文字数制限があるSNSへの貼付けについては、例えばTwitterでは仕様変更(URLは文字数を問わず11.5文字扱い)があり、かつてに比べ利用機会は減少している。しかし、アフィリエイトコードやアクセス解析のパラメータを含むURLを短くする、または長い地図URLを友人に送りたい場合など、ニーズはいまなお多い(もちろんセキュリティ的な観点では、送信元が不明な短縮URLは無闇にクリックしないほうがよい)。

今回は海外製の著名な短縮URLサービス「Bit.ly」や「is.gd」、Twitterの「t.co」などは省き、国産サービスであることを条件に、特徴的な機能を備えた短縮URLサービス5つをピックアップして紹介する。

num.to

num.to」は、数字を用いた短縮URLサービス。ドメイン名の後ろは数字のみなので、相手にあらかじめドメインを伝えておくことにより口頭での伝達も容易。数字は12桁で、任意の位置でハイフンを入れられるので覚えやすい。QRコード出力機能やブックマークレットも用意される。本稿執筆時点でHTTPSには非対応。

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ニコ.コム

ニコ.コム」は、ドメイン名以下がすべてカタカナで記述された短縮URLを作成できる。電話など口頭で伝えるのに便利なほか、非日本語圏からのアクセスをなるべく防ぎたい場合の簡易フィルタリングとしても役立つ。機能そのものはシンプルで、転送先の変更やアクセス解析などには対応しない。本稿執筆時点でHTTPSには非対応。

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跳.jp

跳.jp」は、漢字を用いた短縮URLサービス。サブドメインの部分に短縮URLを埋め込んだ文字数の少なさが売り。漢字は読みがわかりにくい難解なものが選んで使われているようで、コピペ以外の方法で伝達しにくいことも利点の一つ。ブックマークレットや各種ブラウザ向けのプラグイン、さらにはAPIも用意される。

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kuku.lu

kuku.lu」は、URL単体に加えて、複数のURLを束ねた短縮URLを生成できるサービス。前者の場合は対象URLへと直接リダイレクトされ、後者の場合は各URLを箇条書きにしたクッションページへと誘導される。短縮URL生成後の編集にも対応。このほか64Kbyteまでのテキストの貼り付けにも対応している。QRコードの作成機能も備える。

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PRT.NU

PRT.NU」は、転送先のサイトの名前など、任意の文字列を含んだ短縮URLを作成できるので、どのサイトのURLが埋め込まれているか判別しやすい。転送先URLはあとからでも変更でき、日時を指定して切り替えることも可能。サイズを指定してのQRコードの出力にも対応している。アクセス数を24時間/週間/年間でグラフ表示する機能も備える。

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