米Intelは8月8日 (現地時間)、「Project Athena」の体験、機能・性能を満たすノートPCを「Engineered for Mobile Performance」と記したロゴで示すマーケティングプログラムを発表した。

Project Athenaは、Intelが仕様を策定した新世代のモバイルノートPCプラットフォームだ。2003年のCentrino、2011年のUltrabookと同じように、モバイルノートPCをより自由に、新たなモバイル体験へと進化させる大きな取り組みになっている。

Project AthenaではPC体験を重視しており、その指標として「主要体験指標 (KEI)」が採用されており、2019年のKEIにおける目標には以下のようなものが含まれる。

  • バッテリーの継続的な応答性
  • 実際の使用環境における9時間以上のバッテリー駆動
  • スリープ状態からの1秒以内でのシステム復帰

1年目の「Engineered for Mobile Performance」プログラムは、PCメーカーがIntelと協力し、Project Athenaの基礎的なKEIを満たしていることを示す。Intelによる認定プロセスには「インスタントアクション」「パフォーマンスと応答性」「インテリジェンス」「バッテリー駆動時間」「接続性」「フォームファクタ」の6つのKEI目標が設定されている。

  • Engineered for Mobile Performance

    9時間以上のバッテリー駆動、スマートフォンのようにすぐに使えるモバイルノートの目印

「Engineered for Mobile Performance」は、製品のパッケージ、製品のWebページ、ストアディスプレイ、デモなど、様々な場所に表示される。米国では8日からDellの「Dell XPS 13 2-in-1」に、続いて「HP EliteBook x360 1040」「HP EliteBook x360 830」に用いられ、今年のホリデーシーズンにはAcer、Asus、Dell、HP、Lenovo、Samsungから、Project Athenaに準じた製品が登場する。該当する第10世代Intel Coreベースのシステムについては、第10世代Intel Coreプロセッサ・バッジと共に「Engineered for Mobile Performance」の表示が使用される。