7月27日、マウスコンピューター飯山工場(長野県飯山市)にて、「2019年度 親子パソコン組み立て教室」が開催されました。

今年は午前と午後の二部構成で、合計59組の親子(小学校6年生と保護者)がパソコン組み立てに挑戦。対象人数が多く、さらに好きなモデルとパーツ構成で組み立てられるのが魅力です(一部除外あり、通常モデルの約7割の実費がかかります)。

午前の部はノートパソコン限定で、午後の部はノートパソコンとデスクトップパソコン。ハイエンドクラスのゲーミングパソコン「G-Tune」を選択する親子も見られました。

  • 会場のマウスコンピューター飯山工場

組み立て教室はいくつかのパートに分かれています。開校式、パーツの説明とピッキング、親子でトライアル(組み立て練習)、そして自分が選んだパソコンの組み立て本番という構成です。

  • マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏。「今年も組み立て教室を行うことができ、多くの人に参加してもらえてうれしく思います。今日、世界で1つだけのパソコンを作って、日々のパソコンライフを楽しんでください。パソコンは皆さんの今後の人生でも武器になります」

  • 飯山市 市長の足立正則氏。「飯山市は豊かな自然が多い一方で、マウスコンピューターのようなハイテク企業もあり、どちらも体験してください」

  • 飯山市 副市長の新家智裕氏。「うれしいことが2つ。飯山高校が甲子園出場を決めたことと、今日、皆さんが飯山市に来てくれたことです。皆さんだけのパソコンを作って、飯山の自然も楽しんでいってください」

まずは参加者のグループ分けと、パソコンの仕組みやパーツの役割を知る座学です。実際のパーツを用意して、マウスコンピューターのスタッフがていねいに説明していました。

  • パソコンの仕組みを勉強

  • 全体の構成から、各パーツがどういうものかを知ります

  • 画面だけでなく、実際のパーツも見ながら説明

  • 今回使う主なパーツは、テーブルにまとめて置いてありました

次は部品のピックアップです。組み立てるパソコンはバラバラなので、実際のBTOパソコンの生産と同じように、ケースやパーツを組み立て前に集めます。ピックアップのシステムですが、注文票のバーコードを読み取ると必要なパーツが置いてある場所の前が光るという、分かりやすいものでした。

それぞれの親子ペアには1人ずつ、マウスコンピューターのスタッフが専任の先生として付き添います。親子で迷うところもあったようですが、各親子ともスムーズに部品を集められました。

  • 組み立てるためのパーツを集めていきます

  • 仕様書のバーコードを読み取ると、右の棚のランプが点灯して、ここから取ると分かります

  • ランプのない棚もありますが、グループの色と番号で必要なものが分かります。Core i9-9900Kということは、おそらくゲーミングパソコンですね

  • 先ほどの親子ペアは、グラフィックスカードもGeForceRTX 2070で、ゲーミングパソコンで間違いなし

最後は組み立て……と行きたいところですが、その前に「親子でトライアル」という技能チェックが行われました。トライアル専用の基板が用意されており、組み立てに必要ないくつかの工程を制限時間内に終わらせる必要があります。

早い者勝ちではなく、高いスキルでくみ上げた上位の3組は景品(ゲーミングパソコンの周辺機器)がもらえるとあって、みんながんばっていました。本番の組み立ての練習にも役立つことでしょう。

  • 組立そのものは工場の設備をそのまま利用します

  • 組み立て本番の前にトライアル。デスクトップパソコンを組み立てる人のメニューはこちら

  • この子はノートパソコンのメモリ増設は経験があるそうですが、デスクトップパソコンのメモリスロットは固く、力の入れ加減に苦戦

  • 配線が終わった状態。USBとサウンドはコネクタの穴をよく見れば分かります

  • ノートパソコン向けのトライアルがこちら。トライアルには小型パソコンを使っていました

  • ノートパソコンの場合は、無線LANカードにアンテナケーブルを接続するのが本当に大変。「合わせ部分」が小さく、正しく合わせるのが難しいうえに、押し込む力も必要です

  • お父さんがやっても難しい……。本番に向けて、確かにこのトライアルは重要でした

トライアルのあと、休憩をはさんで本番の組み立てです。