シュナイダーエレクトリックは7月18日、UPS(無停電電源装置)「APC by Schneider Electric」から、常時インバーター(電源障害時に電力供給の遮断が発生しない給電方式)UPS「APC Smart-UPS SRT」シリーズの新たな容量帯モデルとして1000VA対応の「APC Smart-UPS SRT 1000VA 100V」を発売すると発表した。受注開始は、8月19日を予定している。

UPSは突然の停電などの電源障害時に、サーバなど接続されている機器に一定時間電力を供給する製品。APC Smart-UPS SRTシリーズは、無瞬断でクリーンな正弦波を負荷機器に供給し、最大10台の拡張バッテリーを接続でき、保護する機器にあわせた長時間のバックアップを可能としている。

新モデルは、サーバルームやネットワークラック、エッジコンピューティングの電源保護に適しており、ヘルスケア、小売、金融から製造、さらには産業オートメーションまで、さまざまな分野で使用できる。電力コストとCO2排出量を削減するグリーンモードを搭載し、同機能を利用すると装置内部で発生する消費電力や熱を抑えて95%を超える高効率を達成するという。また、マルチ入出力(100V/110V/115V/120V)にも対応している。

さらに、外形寸法は高さ85mm×幅432mm×奥行505mm(ラックマウント搭載時)、1台でタワー、ラックマウントの設置環境に適合(ラック搭載時には別売のレールキットが必要)、UPSの状態を色とアイコンで表示し、日本語を含む8カ国語に対応したユーザーフレンドリーなLCDマルチカラーディスプレイを備える。

また、UPSと保守サービスが一体となった「保守付きモデル」では3年間保守、5年間保守に加え、バッテリーの予防交換が1回付いた「7年間保守付きモデル」も提供し、バッテリー交換時の追加費用や修理などに伴う突然の出費などを考慮せず購入時にメンテナンスコストを含めた金額の算出を可能としている。