宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、7月11日10:20(地上時刻)に行った小惑星探査機はやぶさ2の小惑星リュウグウへの2回目のタッチダウンについて、成功の判断としたことを明らかにした。

同日に実施した探査機の状況確認(Gate5)にて、探査機が正常であること、ならびにタッチダウンシーケンスが正常に動作し、弾丸を打ち出すコマンドが実行されたことが確認されたことによるもの。10:39にローゲインアンテナ(LGA)からハイゲインアンテナ(HGA)への切り替えを確認し、送られてきた各種のテレメトリデータの分析結果を受けて判断された。

  • はやぶさ2
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  • 機体の状況、シーケンスの動作など、すべての判断基準に問題がないことが確認され、拍手が沸き上がった様子

なお、弾丸を打ち出すコマンドは実行されたが、実際に弾丸が打ち出されたかどうかについては、さらに詳細な分析を行う必要があるため、現時点ではまだ不明だが、14時より開催されるの記者説明会にて明らかにされる予定となっている。

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    2回目のタッチダウンの成功アナウンスを受けて、中継カメラにVサインを出す管制室の運用スタッフたち

はやぶさ2の2回目のタッチダウンの降下イメージ (C)ISAS/JAXA