◆Far Cry 5(グラフ22~24)

UbiSoft
http://ubisoft.co.jp/farcry5/

こちらも設定方法はCPU編と一緒である。

平均フレームレート(グラフ22)を見るとかなりグラフがバラけ始めているが、RTX 2060が2Kではかなり良いのにそこから急速にフレームレートを減らしているのに対し、RX 5700は2.5Kとか4KではRTX 2060 Super/RTX 2070と差が無いあたりは、性能的にはRTX 2060 Super相当と見做してよいかもしれない。一方のRX 5700、2KではRTX 2070 Superとちょっと差が大きい(というか、RTX 2070にすら劣っている)が、そのあとの落ち込みがずっと少なくRTX 2070 Superに肉薄しているあたりは、2Kでは性能とは別の何かしらの要因でフレームレートが上がりにくいのかもしれない。

最大フレームレート(グラフ23)を見ると、RTX 2060とRTX 2070 Superの間に4製品がひしめき合うという構図で、強いて言えば4KになるとRX 5070 XTがRTX 2070 Super相当になるあたりは、絶対的な性能という観点ではRTX 2070 Superに近いのかもしれない。

最小フレームレート(グラフ24)は、もうGPU性能以外の何かが影響している感じだが、それでも2.5Kの性能は綺麗に揃っている辺りは、まあ性能差が明確になったともいえる。

◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.2(グラフ25)

SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/

設定方法はCPU編と一緒である。

Radeon系はFinal Fantasy XVで性能が低いというのは、例えばこちらの記事のレビューでも触れた通りで、20fpsを切るようなフレームレートとなる状況が頻発していたのだが、今回そうした問題はRX 5700シリーズでは発生せず、そういう意味では大分改善したのは事実だ。

ただ改善したとは言っても、RX 5700 XTですらRTX 2060を下回る性能でしかなく、その意味ではまだ改善の余地は大分残っている気がする。

ベンチマークの指針としては、スコアが6000以上だと快適で、一応6製品とも2Kまではこれを満たしている。これが2.5Kになると、RTX 2060 Super/RTX 2070/RTX 2070 Superの3製品のみがこれを満たし、RX 5700シリーズは「やや快適」レベルに落ちるあたりは、もう少しドライバの品質を改善してほしいところだ。

◆For Honor(グラフ26~28)

UbiSoft
https://forhonor.ubisoft.com/

やはり設定方法はCPU編と一緒である。

さて、ここまではRTX/RTX Super系が有利なゲームが続いたのだが、For Honorでは逆にRX 5700系が高い性能を発揮している。平均フレームレート(グラフ26)では

RTX 2060<RTX 2060 Super≒RTX 2070<RX 5700<RTX 2070 Super≒RX 5700 XT

というこれまでにない性能パターンになっている。これは最大(グラフ27)/最小(グラフ28)フレームレートでも共通で、ゲームによる得手不得手が意外に明確に出る事が明らかにされた形だ。