本体の手前側に寄せられたキーボードはキーごとにRGB LEDがバックライトとして仕込まれており、点灯パターンや発光色をカスタマイズ可能だ。キーピッチはカーソルキーなど一部キーを除けば一般的な19mmピッチなので扱いやすい。適度なタクタイル感があるのでゲーム中でも、“押した”フィーリングがしっかり伝わってくる。タッチパッドのすぐ上にあるボタンを押すことで、タッチパッド部分がテンキーに切り替わるというギミックも有用だ。

さらにキーボードの上部、ちょうどゲーム中に中指で操作しやすいあたりにロータリー式のボリュームが配置されているのが面白い。パームレストがないので最初は戸惑うが、接地面からWASDのあたりのキートップまでの高さが24mm弱なので普通の外付けキーボードを使うフィーリングほぼそのままで使える。

  • ASUSのゲーミングノートPC「ROG ZEPYRUS S GX701GXR」のキーボード

    GX701GXRは国内モデルもUS配列キーボードのみ。最下段に[PrintScreen]キーが配置されているのがユニークだが、これが案外使いやすい

  • ASUSのゲーミングノートPC「ROG ZEPYRUS S GX701GXR」のテンキー

    パッドの左上にある電卓アイコンのキーを押すと、このようにパッドのバックライトが点灯し、テンキーとして動作する。もう一度押してパッドに戻すまでマウスポインタ操作はできなくなる。電卓アイコンの右側にROGボタンが見える

  • ASUSのゲーミングノートPC「ROG ZEPYRUS S GX701GXR」のホイール

    [F1]キーのすぐ上にあるローラーは物理的なボリュームコントローラー。ローラーを押し込めばスピーカーのミュートになる。中指でパッと回せる位置にあるので、FPSなどでとっさの操作に便利

発光ギミックは「Aura Sync」にも当然対応

キーボードのバックライトの発光制御はパッドの上にあるROGキーを押すと起動するツール「Armory Crate」に組み込まれた「Aura Sync」から設定できる。Aura Syncに対応したASUS製マウスやヘッドセットなどとの連動も可能なので、見た目にこだわりたい人はASUS製周辺機器を揃えるのも良いだろう。

  • Armory Crateを起動し、左のアイコンから三角形のアイコンを選ぶとAura Sync設定モードになる。ただしキー単位での発光制御までは対応していないようだ

  • ASUSのゲーミングノートPC「ROG ZEPYRUS S GX701GXR」のキーボード発光

    キーの発光は程々に光量があって華やか。CPU温度を発光色に反映させるモードもあるので、派手なだけではないのがポイント

  • ASUSのゲーミングノートPC「ROG ZEPYRUS S GX701GXR」のLED発光

    天板のロゴの発光色は赤のみ。ゲーミングPCを持ち寄ってプレイするようなシーンではROGのシンボルマークがかなり目立つだろう