オリンパスは6月13日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-6」を発表した。レッドとブラックの2色を用意し、7月下旬に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は53,000円前後(税別)。
OLYMPUS Tough TG-6は、オリンパスのコンパクトデジタルカメラ「Tough」シリーズの最新モデル。IP68の防塵・防水性能、2.1mまでの耐衝撃性能、100kgまでの耐荷重性能、マイナス10度までの耐低温性能を備えた。ボディ各部にはシーリングを施し、電池蓋などの開閉部はダブルロック仕様。レンズ前面の保護ガラスを二重にした「ダブルガラス」によって、高い耐結露性能も有するという。
撮像センサーは、1/2.33インチ Hi-speed裏面照射型CMOSセンサーで、有効画素数は1,200万画素。イメージセンサーのシールガラス両面には、反射防止のためARコートを施し、ゴーストやフレアを抑制する。画像処理エンジンには「TruePic VIII」を搭載。レンズのF値は2.0で、焦点距離は4.5mm~18.0mm(35mm判換算で25mm~100mm相当)。
最短1cmから近接撮影が行えるバリアブルマクロシステムを搭載。4種類のマクロモードを用意した。顕微鏡モードでは、7倍の撮影倍率を活かし、肉眼では視認しにくい微細な被写体を撮影できるとしている。顕微鏡コントロールモードでは、ワンタッチで倍率を1倍 / 2 倍 / 4倍に切り替え可能。深度合成モードは、自動的に手前から奥までピントをずらして複数の写真を撮影し、ピントが合っている部分だけを抽出、合成する。フォーカスブラケットモードは、一回の撮影でピント位置を変えながら最大30枚の写真を撮影。花びらや昆虫の羽など、ピント位置を決めにくい被写体の撮影を補助する。
水中用の撮影モードも充実。水中ワイドは、薄暗い水中での撮影に適したモード。「水中スナップ」は、自然光を利用して被写体を撮る。「水中マクロ」「水中顕微鏡」は、小魚などの小さな被写体に対して近接撮影が行えるモードだ。「水中HDR」は、暗い部分も黒つぶれさせず、しっかりと表現するという。これらのモードに加えて、水中向けのホワイトバランス設定も3種類を用意する。
背面ディスプレイは約104万ドットの3型液晶。ISO感度はISO100~ISO12800。記録メディアにはSDXCメモリーカードを使用し、静止画記録形式はRAW、JPEG、動画記録形式はMOV(MPEG-4AVC/H.264)。撮影できる枚数は、静止画で約340枚、動画記録時間は約50分(JEITA規格)。本体サイズはW113×D32.4×H66mm、重さは約253g(バッテリ、メモリーカード含む)。
フィッシュアイコンバーター「FCON-T02」
「FCON-T02」は、OLYMPUS Tough TG-6に取り付けるフィッシュアイコンバーター。ズーミングにより全周魚眼撮影~対角魚眼撮影が可能だ。水中撮影にも対応する。価格は25,650円(税込)で、発売は7月下旬。取り付けには、別売のコンバーターアダプター「CLA-T01」が必要だ。
レンズバリア「LB-T01」
「LB-T01」は、OLYMPUS Tough TG-6向けのレンズバリア。価格は5,535円(税込)で、7月下旬に発売する。レンズ面の傷や汚れを防止する開閉式のレンズアタッチメントで、アタッチメント周囲を回転させて開閉する。
シリコンジャケット「CSCH-127」
「CSCH-127」は、OLYMPUS Tough TG-6向けのシリコンジャケット。価格は4,625円(税込)で、7月下旬に発売する。OLYMPUS Tough TG-6のボディ表面を保護するほか、使用時に滑りにくくなりグリップ性も高められる。CSCH-127を装着したまま、LEDライトガイド「LG-1」やフラッシュディフューザー「FD-1」を使用できる。
防水プロテクター「PT-059」
「PT-059」は、OLYMPUS Tough TG-6向けの防水プロテクター。価格はオープンで、推定市場価格は33,000円前後(税別)。コントロールダイヤル操作に対応するほか、水中撮影用の外部フラッシュ「UFL-3」を2灯まで接続可能だ。
リチウムイオン充電器「UC-92」
「UC-92」は、OLYMPUS Tough TG-6向けのリチウムイオン充電器。価格は8,370円(税込)で、7月下旬に発売する。OLYMPUS Tough TG-6で使用するリチウムイオン充電池「LI-92B」を最短約2時間30分で充電可能だ。