Cooler MasterはCOMPUTEX会場にて、大型ゲーミングチェア「Gaming Pod」を出展、来場者の注目を集めていた。ボール状の本体内には、リクライニング機能付きのチェア、曲面ディスプレイ、7.1chサラウンドのスピーカーなどを搭載。ゲームに没頭するのに最高の環境を実現している。完成度はまだ60%くらいとのことだが、年内発売を目指している。
前方には、曲面ディスプレイを搭載。キーボードとマウスを操作するための小型テーブルも用意されている。ディスプレイは、前方のほか左右に追加することも可能とのことで、そうすると、かなり没入感の高い環境になる。エースコンバットのようなフライトシミュレータをプレイするのも楽しそう。
ゲーミングチェアは、右側の足下にあるボタン操作で、背もたれのリクライニングや、フットレストの調整が可能。マッサージ機能まで搭載するということで、あまりの快適さに、外に出るのが嫌になってしまいそうだ。快適すぎて「人をダメにするソファ」というものがあるが、そのゲーミングチェア版と言えるかもしれない。
気になる価格は、基本モデルが3,000ドル程度から。オプションとして、ディスプレイやPCシステムを追加することが可能だ。PCシステムは本体の後部に搭載スペースがあり、オールインワンのゲーム環境として運用できる。
Gaming Podは以前、試作機が公開されたことはあったが、実際に発売されるのはこれが初めて。同社によれば、日本国内での発売も予定。個人向けというよりも、ネットカフェなど、ビジネス向けの展開を想定しているそうだ。ただ、設置スペースさえ用意できれば、欲しいという個人も結構いるかもしれない。