東芝ライフスタイルは5月14日、洗濯乾燥機「ZABOON」シリーズから、タテ型洗濯乾燥機の新モデル「AW-10SV8」を発表した。7月下旬に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は21万円前後(税別)。

  • AW-10SV8。色は左がグレインブラウン、右がグランホワイト

ZABOONといえば、直径1マイクロメートル未満の気泡「ウルトラファインバブル」による洗濯が特徴。ウルトラファインバブルは洗剤成分(界面活性剤)を繊維の奥まで運び、洗浄効果を高める。

  • ウルトラファインバブルが繊維の奥まで届くイメージ

新モデルの「AW-10SV8」は、標準コースでも黄ばみの原因となる皮脂汚れをしっかり洗い落とす「ウルトラファインバブル洗浄 W」に対応。ウルトラファインバブル洗浄 Wでは断続的に給水制御を行い、従来のウルトラファインバブル洗浄よりも、ウルトラファインバブルが水中に分散して混ざりやすくなった。雑菌の栄養源である汗や垢、食品に含まれるタンパク質汚れを繊維の奥まで洗い上げ、部屋干し時のニオイを抑制するという。このほか、脱水後にパルセーター(洗濯機の回転羽)を動かして、洗濯槽にはりついた衣類をはがしながら、からみをほぐす「ほぐせる脱水」も用意した。

洗濯槽を直接回転させる独自のアウターローター式DDモーターを搭載。騒音の原因となるギアやベルトは備えず、振動や運転音を抑えている。洗濯容量は10kg、乾燥容量は5kg。目安時間は洗濯が約42分、洗濯から乾燥が約227分。標準使用水量は洗濯が約115L、洗濯から乾燥が約92L。運転音は洗いが約28dB、脱水が37dB、乾燥が45dB。本体サイズはW614×D628×H1,048mm、重さは約52kg。

機能は同じで、洗濯容量が9kgの「AW-9SV8」も同時に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は20万円前後(税別)。色はグランホワイトのみ。

全自動洗濯機の新モデルも

東芝ライフスタイルは、乾燥機能を備えない全自動洗濯機「AW-12XD8」「AW-10SD8」「AW-8D8」「AW-7D8」も発表。AW-12XD8、AW-10SD8、AW-8D8を5月下旬、AW-7D8を7月上旬に発売する。

洗浄方式はAW-12XD8とAW-10SD8がウルトラファインバブル洗浄 W、AW-8D8とAW-7D8がウルトラファインバブル洗浄。価格はオープンで、推定市場価格はAW-12XD8が17万円前後(税別)、AW-10SD8が14万円前後(税別)、AW-8D8が12万円前後(税別)、AW-7D8が11万円前後(税別)。色はAW-12XD8とAW-10SD8がグレインブラウンとグランホワイト、AW-8D8とAW-7D8がグランホワイト。

  • AW-12XD8。色は左がグレインブラウン、右がグランホワイト

洗濯容量は、AW-12XD8が12kg、AW-10SD8が10kg、AW-8D8が8kg、AW-7D8が7kg。標準コースの目安時間は、AW-12XD8が約49分、AW-10SD8が約42分、AW-8D8が約39分、AW-7D8が約39分。本体サイズはAW-12XD8がW637×D609×H1,051mm、AW-10SD8がW637×D609×H986mm、AW-8D8とAW-7D8がW600×D569×H980mm。

■5月17日訂正

記事初出時、AW-8D8の発売日を7月上旬と記載しておりましたが、正しくは5月下旬となります。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。