米Appleは5月13日 (現地時間)、新しい「Apple TV」アプリを日本を含む100カ国以上で提供し始めた。同日にリリースされた「iOS 12.3」および「tvOS 12.3」のソフトウェアアップデートに含まれ、またファームウェアアップデートを通じて一部のSamsung製スマートテレビに追加される。

Apple TVアプリは、アプリを通じてストリーミングで視聴できる映画やテレビ番組、iTunesで購入した映像コンテンツなどを一カ所で管理して視聴できるアプリだ。2016年にApp Storeを備える第4世代Apple TVを発売した際に米国で提供が始まり、その後、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、オーストラリア、ブラジル、メキシコに拡大されたが、日本では未提供だった。今年3月に開催したスペシャルイベントにおいて、オリジナルビデオ作品を配信するサブスクリプション型サービス「Apple TV+」を今秋に100カ国以上で開始する計画を発表した際に、5月のApple TVアプリのアップデートを予告していた。

  • 新しいApple TVアプリ

    100カ国以上での提供が始まった「Apple TV」アプリ、同じアカウントで使用するiOSデバイスやApple TVの間で視聴データやオススメなどが同期される

日本などこれまでApple TVアプリが提供されていなかった国では、ソフトウェアアップデートを行うと「ビデオ」アプリが「Apple TV」アプリに置き換えられる。ホームビデオなど「ビデオ」アプリで視聴していたコンテンツは「Apple TV」アプリからアクセスできる。ただし、現時点で新しいApple TVアプリの新機能をフル利用できるのは、これまでApple TVアプリが提供されていた国・地域のみとなっており、日本で利用できるのは映画の「今すぐ観る」とライブラリ (iTunesを通じて購入した映画やテレビ番組)、検索に限られる。

米国などでは、映画のほか、テレビ番組、スポーツ、キッズが「今すぐ観る」に含まれ、また「Apple TVチャンネル」という新機能を利用できる。Apple TVチャンネルでは、対応するサブスクリプション型のビデオ配信サービスをApple TVアプリから直接購読して利用することが可能。複数のビデオ配信サービスの契約やログインなどをそれぞれ管理する手間から解放され、購読したチャンネルはファミリー共有で最大6人の家族メンバーと共有できる。米国では、HBO、Starz、SHOWTIME、Smithsonian Channel、EPIX、TastemadeといったサービスがApple TVチャンネルに参加しており、さらに多くの専門チャンネルが世界中で追加されるという。

  • Apple TVチャンネル

    サブスクリプション型の映画/テレビ番組のストリーミング配信サービスの利用を簡単・便利にする「Apple TVチャンネル」

SamsungのスマートフォンTVでは、2019年の全モデルと一部の2018年モデルにApple TVアプリが追加され、100カ国以上で利用できるようになる。また、176カ国において同社のスマートTVがAirPlay 2をサポートする。

  • Apple TVアプリを搭載するSamsungのスマートTV

    SamsungのスマートTVで「Apple TV」アプリが利用できるように。今年後半にはVIZIO、LG、ソニーのスマートTVで AirPlay 2およびHomeKitのサポートが始まる