自動車技術会は5月9日、5月22日~24日にかけて神奈川県のパシフィコ横浜にて開催する自動車の技術に関する展示会「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」の開催概要を公開した。

1992年より開催されてきた同展には、今回、国内外から過去最大規模となる624社が出展し、うち40社が初出展となる。また、それらの展示ブースでは、世界初出展が10件、日本初出展が19件、それぞれ予定されているという。

今回の開催にあたって、主催者である自動車技術会は、主催者ブースにおけるテーマ設定のコンセプトとして「くるまの新たな役割」を掲げ、通信やエネルギーなどのインフラと融合することで、クルマが社会の一部として価値を生み出していく新たな社会とはどういったものか、といったことを踏まえ、テーマを「自動車技術が支える地域創生」に設定。地域の課題の解決から、将来に向けた国全体の課題解決につながる動きを将来的にわたってみせる展示の在り方を模索していくとしている。

  • 人とくるまのテクノロジー展2019 横浜

    主催者ブースのテーマ設定のコンセプト

また、これまで横浜と名古屋で年2回開催するごとに、別々のテーマを掲げていたものを、今回はテーマを共通化。横浜は技術の進化の方向性などを踏まえたクルマがもたらす価値を、名古屋はクルマを中心としたソリューションにフォーカスした展示を行っていく方向性を目指すとするとしており、横浜では、「地域のエネルギーコストの最小化」、「移動コストの最小化」、「ビジネス効率の最大化」という3つの価値を提案することを目指すとしており、そうした新たな価値については、自動車業界のみでは示すことが不可能ということで、ITや通信業界など、従来は接点があまりなかった企業を交える形での見せ方を行っていく予定としている。

  • 人とくるまのテクノロジー展2019 横浜

    横浜と名古屋でテーマを共通化し、それぞれの見せ方の方向性を異なるものとしていく

なお、同展の入場料は無料(事前登録制)となっている。