山善は3月29日、AV機器ブランド「Qriom(キュリオム)」より、「手回し充電テレビ+ラジオ YTM-RTV200」と「手回し充電ラジオ YTM-R100」を発表した。ともに、本体のハンドルを回すことで内蔵のコンデンサー充電池に充電でき、停電時など電源のない状況でも使える。それぞれ、ブラックとホワイトの2色を用意。発売は3月中旬で、価格はオープン。

  • ハンドルを回すと内蔵のコンデンサー充電池に充電でき、電源のない場所でも使える「手回し充電ラジオ」

手回し充電テレビ+ラジオ YTM-RTV200は、ワンセグのテレビ放送とAM / FMラジオの受信に対応した上位モデル。ワイドFM対応なので、AM放送がきれいに受信しづらい場合でも、FM補完放送でAM放送を聞ける。災害時に役立つ機能としてLEDライトを装備し、自分の位置を知らせるためのサイレンも備える。

  • ワンセグのテレビ放送とAM / FMラジオの受信に対応した上位モデル「手回し充電テレビ+ラジオ YTM-RTV200」

本体のハンドルを回すことで、内蔵のコンデンサー充電池に充電できる。コンデンサー充電池による動作時間は、AMラジオ視聴時で最大60分、ワンセグTV視聴時で約5分。蓄えた充電池からスマートフォンなどの充電も行える。コンデンサー充電池は長期保管に向いており、10年間保管していても電池切れにならないとしている。満充電までの目安は、手回しで約10分間(150回転/分)。電源は、付属のACアダプターや単3形乾電池×3本、モバイルバッテリーが利用できる。

本体はIP54相当の防じん・防水機能を備える。サイズは約W143×D40×H85mm、重さは約300g。予想実売価格は税込み12,000円前後。

手回し充電ラジオ YTM-R100はラジオ受信のみのモデルで、単3形乾電池使用時は2本で駆動できる。本体サイズは約W130×D40×H76mm、重さは約220g。そのほかの仕様はYTM-RTV200とほぼ共通。予想実売価格は税込み6,500円前後。