博報堂DYメディアパートナーズは、スマートスピーカー向けの音声ニュースサービスの実証実験を、3月15日にスタートすると発表した。
今回の実証実験では、同社が東京理科大学と共同開発した「ニュース記事自動要約システム」に改良を重ねたものを活用。このシステムは、ニュース記事原稿をスマートスピーカー向けに要約し、読み原稿化する。媒体社が保有するニュース記事を、AI技術を活用し解析・学習させることにより、スマートスピーカー向けに複数の尺度で指定の長さに要約する機能と、記事の書き言葉を読み言葉に変換する機能を実装する。
実証実験では、スマートスピーカー向けにニュース、生活情報、スポーツ情報、スポンサー情報などを提供する。利用料は無料で、今後は、スマートスピーカー以外のデバイスもサポートするという。
実証実験を通じて、ユーザの利用実態を定量・定性両側面から把握しながら、最適なコンテンツの数や長さ、コンテンツのカテゴリ、配信頻度、配信時間、配信デバイスなどを検証し、UIを継続的に改善していくことで、2019年内の本サービス化を目指す。