OPPOが最も力を入れている、カメラ機能もチェックしてみましょう。R17 Proのメインカメラは3つ搭載されていますが、そのうち1つは3D撮影用の深度測定用センサーで、執筆時点ではまだ使われていないようです。実際の写真撮影に用いられているのは、1,200万画素のメインカメラと、ポートレート撮影などに用いる2,000万画素の2つのカメラなのですが、R15 Proと比べると仕組みに違いがあります。
R15 ProではF値が異なる2つのカメラを搭載し、それを明るい場所と暗い場所とで自動的に切り替えて撮影していました。ですがR17 Proは「Galaxy S9」のように、1,200万画素のカメラにF値を切り替わる機能が搭載されており、1つのカメラが明るい場所ではF2.4に、暗い場所ではF1.5に切り替わるようになっているのです。
そしてもう1つ、R17 Proには複数の写真を一度に撮影して合成し、鮮明な写真にする「A.I.ウルトラ・クリアエンジン」が搭載されています。これを活用したのがカメラの「夜」モードで、夜景など暗い場所で撮影する際に、撮影を開始してから3秒ほど待つことで、非常にクリアな写真を撮影できるようになるのです。
一方のフロントカメラに関しては、画素数が2,500万画素と、R15 Pro(2,000万画素)よりパワーアップしているのに加え、OPPO独自の美顔撮影機能「A.I.ビューティー」も搭載。美肌効果などを自動で施すだけでなく、顔のパーツの加工を自分好みに細かく調整できるカスタマイズモードも備えています。設定した内容を保存して次回以降も使えるため、いつでもお気に入りの効果をかけて写真を撮れるのがメリットといえます。