• AQUOS R2 Compact

ソフトバンクから発売中のシャープ製「AQUOS R2 compact」は、5.2インチのディスプレイを搭載するコンパクトなスマートフォン。…………と書きつつも違和感を覚えてしまうのは、5.2インチというディスプレイサイズが実は、「あまりコンパクトじゃない」からでしょう。

今や6インチオーバーのスマホも当たり前になり、感覚が麻痺しちゃっていますが、5.2インチは少し前なら大画面といってもいいサイズ。AQUOS R2 compactで最大の特徴は、5.2インチのディスプレイをW64×H131×D9.3mmと手の平に乗るサイズに収めてしまっていることです。それを可能にしたのは19:9のワイドディスプレイと、ダブルノッチ。ノッチとは、ディスプレイの一部を切り欠いた昨今流行りのスタイルですが、AQUOS R2 compactは上部のインカメラ部分だけでなく、下部の指紋センサー部分も切り欠いた、珍しいダブルノッチを採用しています。それだけぎりぎりまでディスプレイ部分を広げているということ。「見やすさ」と「片手操作」という相反するニーズに応える1台となっています。

  • AQUOS R2 Compact

    上下ともディスプレイを切り欠いたダブルノッチスタイルを採用することで、コンパクトサイズで大きなディスプレイを搭載できた「AQUOS R2 compact」。ソフトバンクから発売中で、税込価格は8万2,080円(新規一括)。カラーはピュアブラック、ディープホワイト、スモーキーグリーンの3色が選べます

  • AQUOS R2 Compact

    まさしく「手のひらサイズ」といえます

当たり前のように「見やすさ」「片手操作」と書きましたが、この2つのニーズに応えてくれるスマホはかなり希少です。見やすい大画面を搭載するスマホはたくさんあります。片手操作できるという点では、いまだ根強い人気の「iPhone SE」などがそうかもしれませんが、iPhone SEの画面サイズは4インチ。AQUOS R2 compactに比較的サイズが近い、ソニーモバイル「Xperia XZ2 Compact」でさえ5インチです(実際に並べると、Xperia XZ2 Compactのほうが、AQUOS R2 compactよりひとまわり大きい)。見やすい大画面と、片手操作できるコンパクトさを両立させたAQUOS R2 compactが、いかに際立った存在かは明白でしょう。