パナソニックは1月23日、Googleアシスタントに対応したワイヤレススピーカーシステム「SC-GA1」(愛称:コエリモ)を発表した。2月下旬より発売する。価格はオープン、推定市場価格は25,000円前後(税別)の見込み。
コエリモは、家電を音声で操作できる、いわゆるスマートスピーカーだ。パナソニックのテレビ「VIERA」やブルーレイレコーダー「DIGA」など、Googleアシスタントに対応した家電の音声コントロールに対応する。パナソニックのスピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」との連携も可能で、「あかりの操作」と「光と音の一括操作」を音声で行える。
さらに、赤外線リモコン機能を内蔵したのが大きなポイント。Googleアシスタントに対応していない家電でも、コエリモから音声操作できる(赤外線の汎用リモコン的な使い方)。対応しているのは、パナソニック以外のメーカーも含む各社のテレビ、エアコン、照明だ。対応製品はパナソニックのWebサイトで確認でき、2019年春以降、随時追加されていく予定となっている。
部屋の中に複数の機器がある場合でも、機種登録をすることで使い分けが可能。機器の登録はアプリ「Panasonic Music Control」から行う。なお、ユーザーが任意の赤外線リモコンを手動で登録するような、学習リモコン機能は持たない。
Bluetooth 4.2対応スピーカーとしても使える。50mmのフルレンジスピーカーと実用最大出力5Wのアンプを内蔵し、プロファイルはAVRCP、A2DP、コーデックはSBC、AACに対応。DIGAに保存した音源を離れた場所で再生する「サウンドジャンプリンク」もサポートしている。ネットワークはIEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)に対応し、本体サイズはW100×D100×H54mm、重さは約370g。
もちろん、Googleアシスタント対応のスマートスピーカーとして、曲名やアーティスト名などを音声操作で検索、再生したり、天気予報やニュースなどの情報を音声で聞いたりといった使い方も可能だ。