遅ればせながら、明けましておめでとうございます! 2019年もくまふぉと&熊乃あいをよろしくお願いします。

今年まず楽しみにしているのは、ほぼフル機能でリリース予定のiPad版「Adobe Photoshop CC」です! すでに「Adobe Lightroom CC」でのRaw現像はiPadで可能なので、ロケ先や移動中にRaw現像してレタッチして即アップできちゃうなんて夢のようなことになっています。

さて今回はiPhoneオンリーでポートレート写真♪
内蔵カメラもアプリもどんどん進化してるiPhoneでどんなポートレート写真が撮れるか楽しみです。

使ったのは、iPhone XSとiPhone XR。主にポートレートモードを使って撮影してみました。ポートレートモードとは、iPhoneで被写界深度のコントロールができる機能で、メインの被写体と背景の距離を段階的に識別し、背景部分にぼかし処理を施してくれるというもの。iPhone 7 Plus/8 Plus/X/XR/XS/XS Maxで使用可能となっています。

モデルは、アイドル級の可愛さ満点のArly(あーりー)ちゃんです♪

  • くりくりお目々が可愛い!! ピンク背景だったので更にあざとさ増しでちょっと上から撮ると上目づかいっぽくなってさらにキュートです

  • 業界で話題のArlyチェックも!

  • F1.8相当の背景ボケでしっかり人物が浮かび上がっています,

ArlyちゃんもiPhoneの写りに驚いているようです。

上の場所のように被写体とバックが区別しやすいシチュエーションではボケの境界が自然ですね。逆に背景がごちゃごちゃした場面ではボケの境界は曖昧になってしまうみたいです。

  • 帽子と髪の毛の輪郭が少し不自然ですね

XSは人物以外にもポートレートモードが使えますがXRは画角に人物の顔が無いと使えません。例えば……。

  • ガラス越しの人物を撮る場合XS、XRどちらも奥の顔にピントを合わせることは可能ですが……

  • 手前のガラス面にピントを合わせて奥の顔をボカすような表現はXSじゃないと撮れません

寒い日ガラスに文字を書いて撮る! みたいなイメージ寄りの写真はXSが有利ですね!

どちらのカメラもF1.8あるので通常カメラでも出来るのでは!?とも思いますがポートレートモードのボケは加工的なボケでもあるのでボケ方が違うみたいです。

  • (XS通常カメラ F1.8)

  • (XSポートレートモード F1.8)

ポートレートモードの方がしっかり背景がボケてます。

本体背面に、XSは2つのカメラ、XRは1つのカメラが付いていて、それによってポートレートモードのボケを生み出しているのですがXSは望遠と広角2つのレンズで撮影した画像を合成してボケを生んでいるので、どうしても撮影対象からの距離が必要となります。

  • (右のXSではピントが合っているが、左のXRでは「近づいて下さい」と出ている)

つまりXRのポートレートモードは広角レンズのみで撮るので寄る必要があり、望遠レンズで撮るXSのポートレートモードはある程度引きがなければ撮れません。

XSでもポートレートモードを使わなければ寄りも広角もOKです。

  • 広角も

  • 寄りも

  • 前ボケも

ポートレートモード無しでも工夫次第で色んな表現が出来て魅力的なポートレートが撮れますね♪

次回はアプリを使ってさらに凝ったiPhoneポートレートにチャレンジしてみます!

モデル・Arly
フリーモデル/ポートレートモデル/セミナーモデル/撮影会主催。
自身が撮影モデルを務めた写真への的確なチェックでカメラマンと数多くの受賞作品を生み出すArlyチェックも話題に。

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熊乃あい(くまの あい)


カメラ女子&モデル
2011年レースクイーンをきっかけに撮影会のモデルをスタート。その後写真にも興味を持ち2015年に本格的に撮影を始める。現在はポートレイトをメインにスポーツ(野球)、動物(鹿など)を撮影している。撮影会、作品撮りのモデルとしても精力的に活動し、自ら主宰、運営している「Riddle撮影会」も随時開催中。
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