2018年10月のWindows 10アップデートは多くの問題が発生した。ファイルの削除、ZIPファイル展開時の上書き確認の欠如、フォントレンダリングのバグなどだ。fossBytesは12月17日(米国時間)に掲載した記事「Don't Click On "Check For Updates" In Windows 10; Here's Why」で、この問題はユーザーが自発的に設定から「更新プログラムのチェック」をクリックしたことで引き起こされたと指摘した。
安定したアップデートを望むのであれば、このボタンは押さないほうがよいとアドバイスしている。
記事は、Windows担当のバイスプレジデントである Michael Fortin氏の公式ブログの記事「Windows monthly security and quality updates overview - Windows Experience BlogWindows Experience Blog」を引き合いに出している。
「更新プログラムをチェック」を実行して、月例のWindowsアップデート以外のアップデートが送られてくる場合、そこには脆弱性の修正は含まれていないとされている。
このアップデートは主にコマーシャルカスタマーやアドバンストユーザー向けのものであることから、fossBytesは、安定したアップデートを望むのであれば「更新プログラムのチェック」をクリックせずに、自動的にアップデートが実施されるのを待ったほうがよいと指摘している。
2018年12月20日追記
本記事は、fossBytesの記事「Don't Click On "Check For Updates" In Windows 10; Here's Why」をもとに執筆しております。
また、Windows 10で「更新プログラムのチェック」を回避することを推奨しているのでははなく、「更新プログラムのチェック」を実行するにあたり注意を払っていただくことを趣旨としています。
文中で「シーカー(テスター)」という言葉を使っていますが、本文の趣旨に沿ってないため削除させていただきました。
日本マイクロソフトはWindows 10 のアップデートに関する情報を以下のページで提供しています。こちらもご参照ください。
複雑なエコシステムに対応する Windows 10 の品質向上に向けたアプローチ
Windows 10 October 2018 Update の提供を再開