fossBytesに11月21日(米国時間)に掲載された記事「France Government Will Stop Using Google Search Engine」が、フランス政府がGoogle検索エンジンのデフォルトでの利用を停止するようだと伝えた。
代替候補の1つとして、ユーザーのトラッキングなどを行わないとされているフランスの検索エンジンQwantが挙がっている。フランス国民議会およびフランス陸軍省はすでに先月の時点で、デフォルトの検索エンジンとしてGoogleの利用を中止すると発表している。
Googleをはじめ、さまざまな大手ベンダーがユーザーの行動をトラッキングしてターゲット広告を表示するといった取り組みを行っている。今回、フランス政府がデフォルトの検索エンジンとしてGoogleの利用を停止するのは、こうした企業側の個人情報の取り扱いに関して懸念を持っていることがベースになっている。
現在、こうしたデータの取り扱いに関しては法整備が整っておらず、その必要性に対しニーズが高まっている段階にある。ユーザーデータのトラッキングおよびこうしたデータを利用したターゲット広告などを懸念するユーザーも多く、主要Webブラウザのいくつかはデフォルトでトラッキング防止機能を有効にしている。