iPhoneにLightningケーブルを差し込んでも充電が始まらない、充電が完了した頃合いと思い手にしてみたら残量が増えていなかった……ありえる話です。原因はいくつか考えられますので、ひととおりチェックしてみましょう。

まず、ケーブルの端子部分に汚れが付着していないか確認します。Lightning端子には9つの接点(8つのピンと外周)があり、どれかにホコリがつくなどして接点不良を起こすと、正常なデータ伝送/電源供給ができなくなります。乾いた布で端子部分を拭き、汚れを取り除きましょう。

iPhone側のLightningポートが原因かもしれません。ポートを塞ぐカバーがないこともあり、ホコリなどが入り込んでしまう可能性があります。爪楊枝など非金属の細い棒で接点部を軽くこすって、汚れを取り除きましょう。なお、内部に細かいゴミが入り込むと故障の原因になるためか、Appleはエアダスターのような空気を吹き付ける機器を使わないよう警告しています)。

Lightningケーブルに問題がある可能性もあります。端子の根元部分は断線しがちですから、無理な負担がかからないようまっすぐな状態にして接続してみましょう。確実な動作を期待するには、Made for iPhone(MFi)準拠の製品を使うことも重要なポイントです。

ときどき充電できなくなるのでストレスがたまるという場合は、いっそのことLightningケーブルを使うことを止めてしまうという選択肢もあります。Qi(チー)方式によるワイヤレス充電に切り替えるのです。2018年10月現在、対応機種はiPhone 8/8 Plus、iPhone X、iPhone XS/XS Max、iPhone XRに限られますが、ケーブル絡みのストレスから解放されますよ。

  • Lightning端子の汚れやポート内部にたまったホコリを取り除きましょう

※:記事初出では、ワイヤレス充電対応機種をiPhone X、iPhone XS/XS Max、iPhone XRとしていましたが、iPhone 8/8 Plusも対応しております。お詫びして訂正させていただきます。