NVIDIAは12月3日(カナダ時間)、TuringアーキテクチャをベースとしたハイエンドGPU「TITAN RTX」を公開した。2018年12月後半に米国とヨーロッパにて販売を開始し、価格は2,499ドルの見込み。

  • NVIDIAによる「TITAN RTX」のイメージカット。背景にニックネームのT-Rexを示す影が……

AI研究やデータサイエンス、コンテンツクリエイションといった用途に向けた製品で、NVIDIAによると"T-Rex"というニックネームで呼称されるという。Turingを採用するほかのGPUと同様にレイトレーシング用のRTコアと、AI開発向けのTensorコアを実装する。

576基のTensorコアにより、ディープラーニング性能は最大で130TFLOPS、72基のRTコアにより、レイトレーシング性能は11G Ray/sを実現するという。メモリは24GB GDDR6で帯域幅は672GB/s。高い演算性能と広帯域のメモリで8Kビデオのリアルタイム編集が可能になるとしている。

また、プロセッサ間のインターコネクト技術「NVLink」によって、2枚のカードによるマルチGPU環境を構築できる。