富士通クライアントコンピューティングは6日、新4K衛星放送チューナーを内蔵した27型4K液晶ディスプレイ一体型PC「ESPRIMO FH-X/C3」(以下、FH-X)および、同チュ―ナー非搭載の27型フルHD液晶一体型PC「ESPRIMO FH90/C3」(以下、FH90)を発表した。
11月下旬に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格はFH-Xが税別300,000円弱、FH90が240,000円強。
ESPRIMO FH-X/C3の特徴
ESPRIMO FH-X/C3は、3,840×2,160ドットの4K液晶ディスプレイ一体型PC。新設計されたデスクトップPCで、長方形の本体の上に27型ディスプレイを載せたデザインになっている。
最大の特徴は、新4K衛星放送チューナー×1を内蔵していること。2018年12月1日から放送開始予定の新4K衛星放送の鮮やかな映像を、PCに搭載する27型4Kディスプレイ上で楽しめる。
ディスプレイは4辺狭額縁で、光沢感を持たせて反射率を抑えた「ローヘイズ液晶」を採用。画面下に備えられた本体の前面には、ハイレゾ対応の2.1chスピーカー(4W+4W+10W)を備え、低音のサウンドに注力。スピーカー天面には、サウンドバーのような存在感を目指してヘアライン加工が施されている。
設置スペースは従来の「ESPRIMO FH90/B3」から奥行きで57mm、高さで26mmコンパクトになった。USB 3.0や光学ドライブなど、よく使うインタフェースは前面に搭載する。プロセッサは、6コア12スレッドのIntel Core i7-8750Hを採用し、HDDを高速化するキャッシュメモリ・Optaneメモリも搭載することで、PCやテレビ機能の高速起動など、アプリの動作、作業の高速化を図っている。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8750H(2.20GHz)、メモリが8GB、ストレージが3TB SATA HDD+Optaneメモリ 16GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 630(CPU内蔵)、ディスプレイが27型ワイド4K液晶(3,840×2,160ドット、タッチ非対応)、光学ドライブがUHDBD対応ドライブ、OSがWindows 10 Home 64bitなど。Office Home & Business 2016も付属する。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.2。テレビ機能はBS4K/110度CS4Kチューナー×1、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2。
主なインタフェースはUSB 3.1(Gen2) Type-A×2、USB 3.0 Type-A×2(うち1基は電源オフ充電対応)、HDMI入力×2、HDMI出力×1など。
本体サイズは616×170×442mm(最小傾斜時)、重さは約12.9kg。カラーはブラックのみ。ワイヤレスマウス、ワイヤレスキーボード、テレビ用リモコンが付属する。
ESPRIMO FH90/C3の特徴
ESPRIMO FH90/C3は、デザインは上位のFH-Xと同じだが、搭載チューナーから新4K衛星放送チューナーを省き、4KディスプレイではなくフルHDディスプレイ(1,920×1,080ドット)を採用したモデル。
主な仕様もほぼFH-Xと同じだが、搭載チューナーは地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2のみ。また、重さが約13.3kgとなる。