有効にしている間は電話や通知など外部からの知らせをシャットアウトする「おやすみモード」は、iOS 12で強化されました。以前は、事前に設定しておいた開始時刻と終了時刻の間のみ有効にできましたが、iOS 12ではカレンダーに登録したイベントや位置情報と連動させることが可能です。

任意のタイミングで1時間だけおやすみモードを動作させることも可能になりました。昼食後の睡魔が襲ってきたタイミングでONにすれば、そこからきっかり1時間はiPhoneがおとなしくなりますから、昼寝の質が向上するかもしれません。

おやすみモードを1時間にセットするときは、コントロールセンターの「おやすみモード」ボタンを長押し(3D Touchのプレス)します。すると、「1時間」や「今日の夜まで」などの選択肢を持つダイアログが現れるので、「1時間」をタップします。これで、操作から1時間は電話の呼び出し音や通知の効果音をスルーできます。

1時間以内に目覚めなかったらどうするのかという質問もありそうですが、ご心配なく。iOSの『時計』アプリのアラーム/タイマー機能はおやすみモードの例外扱いにされているため、1時間以内であっても効果音/バイブレーションで知らせてくれます。

たとえば、30分ゆっくり昼寝したいときには、おやすみモードを1時間有効にしたあと、『時計』アプリのタイマー機能を30分にセットすればいいのです。アプリを操作するのも億劫なほど眠気が迫ってきている場合には、「タイマーを30分にセット」などとSiriに命令しましょう。そうすれば、電話にも通知にもジャマされない昼寝に適した30分が手に入ります。

  • おやすみモードを「1時間」にセットしたうえでタイマーをセットすれば、良質な"お昼寝タイム"が手に入ります