ThinkPadというと「質実剛健」、「ビジネスツール」的なイメージが強いですね。この伝統のシリーズ、コンシューマー向けフラッグシップモデルとして「エクストリーム」という名称を冠せられたマシンが「ThinkPad X1 Extreme(以下、X1 Extreme)」です。

  • ThinkPad X1 Extreme
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    レノボ・ジャパン「ThinkPad X1 Extreme」212,382円~(※コントローラーは付属しません)

X1 Extremeは、15.6型ディスプレイを搭載したちょっと大ぶりなモバイルノートPC。CPUに第8世代Core i5・i7プロセッサを採用し、外部グラフィックスとして「NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti(4GB)」を追加。メモリは最大64GB、ストレージは最大2TB(1TB×2)のSSDを搭載可能で、ディスプレイはAdobe RGBカバー率100%をうたう4Kディスプレイを選択できます。

というハイスペックを約361.8×245.7×18.4mm、重さ1.7~1.8kgのボディに詰め込み、それでいて最大約16時間のバッテリ駆動時間を実現しているのだから大したもの。ハイパフォーマンスノートPCはバッテリがあまり保たないモデルが多いですが、X1 Extremeは長時間活躍してくれるモバイルノートPCなんです。

プロセッサに「Xeon」、外部グラフィックスに「Quadro P2000/P1000」を搭載する「ThinkPad P1」(以下、P1)というプロ仕様のCAD、映像編集ソフト向けに開発された兄弟モデルがありますが、X1 Extremeはコンシューマー寄りの位置づけ。というわけで今回のレビューでは、X1 ExtremeのモバイルゲーミングノートPCとしての実力をチェックしてみましょう。

最安価モデルで212,382円と意外に手ごろ!?

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    スペックのわりにという前提ですが、意外とリーズナブルな価格設定です

X1 Extremeには、記事執筆時点(10月8日)で下は307,800円から、上は437,400円まで5つの直販モデルがラインナップされています。ほぼ継続的にキャンペーン価格が設定されており、最も安価な「<100台限定>ThinkPad X1 Extreme:パフォーマンス」は212,382円、一番高価な「<100台限定>ThinkPad X1 Extreme:プレミアム UHD搭載」でも297,432円で購入可能です(税込み、送料込み)。

スペック構成は購入時に細かくカスタマイズ可能。プロセッサはCore i5-8300H・Core i5-8400H・Core i7-8750H・Core i7-8850H、メモリは8GB・16GB・32GB・64GB、ストレージは256GB・512GB・1TBのいずれかを2枚、ディスプレイは15.6型FHD液晶(1,920×1,080ドット、IPS、300nit)・15.6型UHD液晶(3,840×2,160ドット、IPS)から選択可能です。Microsoft Office、顔認証カメラ、スマートカードリーダー、英語キーボードなども選べます。

ちなみに、Core i7-8850H・15.6型UHD液晶・64GBメモリ・顔認証カメラ・2TB SSD(1TB SSD×2)という構成の標準価格は658,800円、記事執筆時点の割引を適用すると447,984円です。