PFUによれば、ScanSnapのパーソナル向けモデルの従来機は、社内で文書を個人管理したいサラリーマン、弁護士、税理士、会計士などの士族や、教師、開業医などのほか、請求書や領収書を自分で管理するフリーランスのユーザーが多いとのこと。

フリーライターである筆者も、毎月の見積書や請求書、確定申告のための領収書など、管理したい書類は多く、ScanSnap Homeでの取り込みから整理まで一気通貫で行う仕組みはかなり魅力的に映ります。スキャナ機能を備えた、各社のA4サイズ対応のインクジェット複合機と比べるとスキャナ単体にしては高額に見えますが、専用スキャナならではの確かな実力を備えた製品だと感じました。

宮内常務は「グローバルで年間30万台の販売を目標としている」と述べ、「ScanSnap Homeは従来のソフトから簡単に移行できるので、従来ユーザーも安心して買い替えてほしい」とコメントしています。

  • 左からPFU 執行役員常務 イメージングビジネスユニット長の宮内康範氏、同社代表取締役社長 半田 清氏、同社 イメージングソフトウェア開発統括部 第一開発部 部長の大窪伸幸氏

iX1500の対応用紙サイズは、標準モード及び手差しモードが、A4、A5、A6、B5、B6、はがき、名刺、レター、リーガル、カスタム(最大:216×360mm、最小:50.8×50.8mm)。スマートデバイス接続時及びCloud使用時が両面読取で863mmまで、片面読取で1,726mmまで可能となっています。

光学解像度は600dpi、読取速度はカラー/グレー600dpi相当のエクセレントモードで片面・両面8枚/分、同じく150dpi相当のノーマルモード、200dpi相当のファインモード、300dpi相当のスーパーファインモード及び自動解像度モードで片面・両面30枚/分です。

原稿搭載枚数は最大50枚(A4:80g/平方メートル)。マルチフィード検出は、超音波センサーによる重なり検出と長さ検出に対応。インタフェースは、USB 3.1 Gen1(コネクタはType-B)を搭載し、IEEE802.11a/b/g/n/acによるWi-Fi接続が可能(新たに5GHz帯での接続に対応しました)。

本体サイズはトレー収納時がW292×D161×H152mm、トレー全開時がW292×D494×H293mm。重さは3.4kgです。