Appleは2018年9月12日10時(米国時間)に開催したスペシャルイベントで、「新しいレベルのiPhone X」と銘打ったiPhone新モデル「iPhone XS」および「iPhone XS Max」を発表した。

  • iPhone XSとiPhone XS Maxの概要

iPhone XSは5.8インチ(2,436×1,125ピクセル)、iPhone XS Maxはシリーズ最大の6.5インチ(2,688×1,242ピクセル)で、いずれもHDR対応のOLEDディスプレイを採用する。防水防塵はIP68に準拠。

2機種とも、内部には、新しい7nmプロセスのA12 Bionicチップを内蔵した。6コアCPU・4コアCPUの組み合わせで、以前と比べCPUは最大15%高速化、GPUは最大50%高速化したという。加えて、演算処理などを担当する8コアのA11ニューラルエンジンも搭載された。

カメラはアウト側が12MP広角カメラ、12MP望遠カメラ(いずれも光学手ぶれ補正)のデュアル。インカメラは7MPカメラとIRカメラを搭載する。カメラアプリはホワイトバランスや露出などを自動で調節。機能面では、ニューラルエンジンで顔認識が高速化したほか、HDRもスマートになり、演算性能が向上したことで、明暗のある環境の中、動きのある写真がより適切に撮影できるようになった。ポートレート撮影のボケ機能では、撮影後に被写界深度を変更できるようになった。

  • カメラ性能

また、デュアルSIMにも対応した。キャリアとの契約による内蔵eSIMと、1つのSIMスロットで、DSDSにも対応する。ただし、中国モデルのみ物理的なSIMスロットが2つ搭載される仕様となる。バッテリはiPhone Xと比べ、iPhone XSが30分長く、iPhone XS Maxが1時間半長く持つとのこと。

  • DSDSにも対応

iPhone XSとiPhone XS Maxのラインナップはいずれも64GB、256GB、512GBの3種類。14日から予約開始、9月21日に発売し、iPhone XSの価格は999ドルから。iPhone XS Maxは1,099ドルから。