Astro Gamingを代表するヘッドセット「A40」は、プロゲーマーの意見を取り入れつつ、2年間の開発検証を経て生まれました。ヘッドセット用アンプ「Mod kit」を提供するようにイヤーマフは着脱(≒カスタマイズ)で、単に”音がよい””装着感がよい”だけの製品ではなく、プレイヤーにゲーミング体験を向上させる「ゲーミングヘッドセットと言えばASTRO」というブランドにしたい、という目標があるといいます。

  • 「A10の特色は頑丈なこと」と言いながらヘッドセットを捻りました

  • プロゲーマーの使うゲーミングヘッドセットとして誕生したASTRO Gaming。A40の開発には2年をかけ、ゲーマーのフィードバックを受けて生まれました

  • すでに多くの大会やチームスポンサーを行っており、北米では人気ブランドとなっていますが、さらにブランド価値を高める活動をしていきたいと語っていました

日本市場の展開が遅れた点に関して質問したところ「日本は世界に通用する格闘ゲームが多く生まれたところで参入したかったが、元々のASTRO Gamingは小さい会社なのでなかなか参入できなかった。ASTRO Gamingがロジクールの一員になった事でようやく日本市場に参入することができた」と語っていました。

狙いは「家庭用ゲーム機」、ロジクールGと棲み分け

日本での販売戦略は、ロジクール クラスターカテゴリーマネージャーの榊原大蔵氏が説明しました。

  • ロジクール クラスターカテゴリーマネージャーの榊原大蔵氏

元々ロジクールはパソコン周辺機器で強みを発揮していますが、家庭用ゲーム機市場ではあまり知名度が高くありません。逆にASTRO Gamingは本国でも「家庭用ゲーム機が7割程度(タデアス氏)」と言うように、家庭用ゲーム機の周辺機器が主戦場です。日本市場ではPCゲーミングの周辺機器をロジクールGが引き続き担当し、ASTRO Gaming製品は家庭用ゲーム機の周辺機器で売られる予定だとしました。

  • 日本では、ASTRO Gamingは家庭用ゲーム機市場を中心に展開するそうなので、欲しい場合は家庭向けゲーム機器のコーナーを探すといいかもしれません

東京ゲームショウCAPCOMブースで試遊も!

また、国内でASTRO Gaming製品の認知度も高めたいとしています。

具体的には、プロスポーツやストリーマーやキャスターへの提供・スポンサードによって認知を高め、さらに「一度ASTROを使ったらASTROファミリーの一員」として、コミュニティ活動によって魅力を伝えていきたいと榊原氏は説明。実際に、すでにロジクールがスポンサード契約をしているDetonatioN GamingとUnsold Stuff Gamingの選手から提供を開始していくといいます。

日本ではまだ具体的に動いていないものの、ゲーム大会などのパートナーとしても活動したいという事です。

  • ASTROの知名度アップの活動。前半はプロを活用したもので、後半はユーザーに向けたもの。ただし、大会などのパートナー活動はまだ具体化していないそうです

  • 選手へのスポンサードはDetonatioN Gaming所属の板橋ザンギエフ選手とUnsold Stuff Gaming所属のYugo1選手を予定

一般ユーザーがASTRO Gamingを体験できる場としては、9月20日から行われる東京ゲームショウのCAPCOMブースの試遊台で体験できるということでした。

  • 発表会当日はゲーマー、ストリーマーの方々を招いてのイベントも行われました