カラーリングには、"カラーマスター"として知られるKarim Rashid氏を起用。優れたデザイン性を実現しています。側面のメタルの質感や持ったときの全体的なバランスも悪くないようです。

UIは、OPPO独自のColorOSを採用しています。試用したのはレッドカラーモデルですが、オリジナルアプリはアイコンのカラーリングもあわせてあり、トータルでデザインに配慮している印象です。

ホームに続いて右にスワイプすると、全アプリが表示されるタイプのホーム画面で、左にスワイプすると各種情報を集約した「スマートアシスタント」が表示されます。現在地の天気や歩数計、予定などを表示するアシスタント機能です。ニュースがないなど、やや情報は限られますが、気軽に使える機能ではあります。

  • ColorOSのホーム画面。左にスワイプするとすべてのアプリが表示されます(左)。スマートアシスタント機能。画像を検出してまとめてくれるアルバム機能も面白いです(中央・右)

多彩なアイコンが並ぶステータスバー

上からスワイプして表示するステータスバーは、オリジナルデザインで、表示する機能のカスタマイズ機能やGoogle Now、「ブースト」、「OPPO Share」などの機能も用意されています。

  • ステータスバー。カスタマイズ機能も搭載しています

画面下部のナビゲーションキーのカスタマイズ機能も搭載。一般的な戻る、ホーム、最近のタスクという3機能の順番変更に加え、独自の「スワイプアップジェスチャー」機能も搭載しています。これはナビゲーションキーを表示せず、画面下部の両端から上にスワイプすると戻る、中央をスワイプするとホーム、中央で上にスワイプして指を停めると最近のタスクを表示する、というもの。

  • ナビゲーションキーのカスタマイズ機能も搭載。独自のスワイプアップジェスチャーナビゲーションも選べます

ナビゲーションキーの領域も画面表示に使えて慣れると便利そうです。ただ、微妙にiPhone Xの操作性を思い起こさせるところが難点でしょうか。戻る機能が使える分、それより便利ではあるのですが。

知らぬ間の録音・撮影を防ぐ機能も

このように、使い込むと気付く便利機能が多い印象です。「セキュリティ」として、個人情報保護、入金取引保護、セキュリティキーボードといった中に、「偽携帯基地局ブロック」という不穏なものもありますが、活用すれば便利そうです。

  • セキュリティ機能を搭載。不正アプリの一部には、勝手に端末で録音・写真撮影を開始するものもありますが、R15 Proでは「バックグラウンドでの録音と写真撮影を防ぐ」という項目があります

セキュリティ設定ということで指紋センサーも搭載しており、最初に設定することで指紋による画面ロックの解除が可能です。ほかにも顔認証機能を搭載。iPhone Xのような厳格なセキュリティ機能ではないようですが、設定で”目つぶり”の検出もしてくれるので、「寝ている間に勝手に解除される」ということはなさそうです。認識は高速で、端末を手に持って顔の前に持ち上げるだけで画面オンになり、顔を認識してくれます。