R15 Neoは、20,000円台とお手ごろな価格になっています。R15 Proがメモリー6GB・内蔵ストレージ128GBだったのに対し、R15 Neoはメモリーが3GBまたは4GB、ストレージが64GBと、メモリー容量の違いによって2種類を用意しています。ディスプレイは6.2インチ(1,520×720ドット)のTFT液晶で、スクリーン比率は19:9。サイズは156.2×75.6×8.2mmとR15 Proとほぼ同等ながら、重量は約168gと軽くて持ちやすくなっています。

  • OPPO R15 Neo

    6.2インチのTFT液晶を備えたR15 Neo。カラバリはダイヤモンドブルーとダイヤモンドピンクの2色

  • OPPO R15 Neo

    ホーム画面の様子

R15 ProとR15 Neoを比較すると、機能や仕様には明らかな違いが見られます。例えば、R15 Neoでも800万パターンの中から最適な効果を適用できるA.I.ビューティーモードが利用可能ですが、アウトカメラは1,300万画素+200万画素、インカメラは800万画素と少々控えめ。R15 Neoは防水機能とFeliCaを持たず、R15 Proが対応している急速充電機能「VOOCフラッシュチャージ」も利用できません。R15 Proでは「指紋認証」と「顔認証」が利用できますが、R15 Neoでは顔認証のみ対応しています。

  • OPPO R15 Neo

    R15 Neoのディスプレイ解像度はHD+(1,520×720ドット)。やや物足りない印象も

逆に、R15 Neoが優れている点も当然あります。

バッテリー容量はR15 Proの3,430mAhに対して、R15 Neoは4,230mAhと大容量。約2日間の連続使用が可能で、動画なら約14時間も連続視聴できるとしています。またR15 Neoは、nanoSIM×2枚+micro SDカード×1枚を同時に使用できるトリプルスロットを採用。片方のSIMスロットがmicro SDカードとの排他利用となるR15 Proと比べて、利用シーンが広がります。

  • OPPO R15 Pro、OPPO R15 Neo

    片方のSIMスロットがmicro SDカードと排他利用になるR15 Pro(上)と、nano-SIM×2枚+micro SDカード×1枚を使用できるトリプルスロットのR15 Neo(下)

どんな人にオススメ?

最後に、R15 Pro / R15 Neoを購入すべき人について考えてみました。

まず、どちらの端末でもDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)が利用できます。これにより、会社とプライベートで2台のスマホを使い分けている人、音声通話とデータ利用で契約プランを分けている人などは、R15シリーズがあれば1台でこと足ります。

頻繁に海外出張する人も、片方に日本国内で利用するSIM、片方に現地SIMを入れることで、便利に使えるでしょう。対応するLTEのバンドがB1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41と幅広いのも、心強い限りです。

このほか、これまでSIMフリー端末に興味はあるけれど「おサイフケータイ(モバイルSuicaや楽天Edy、WAON、nanaco、QuickPayなど)を利用できない」、あるいは「防水機能がない」のがネックだったという人には、選択肢の幅が広がります。ITリテラシーの高い人ばかりでなく、現在は通話をガラケー、インターネットをタブレットで利用しているという“2台持ち”の人が、スマホデビューするのにも最適ではないでしょうか。

  • OS : ColorOS 5.1(Android 8.1をカスタマイズ)
  • CPU : Snapdragon 450
  • メモリ : 3GBまたは4GB
  • ストレージ : 64GB
  • 外部ストレージ : microSD(最大256GB)
  • ディスプレイ : 6.2インチ液晶(1,520×720ドット)
  • アウトカメラ : 1,300万画素+200万画素
  • インカメラ : 800万画素
  • Wi-Fi : IEEE802.11 b/g/n
  • FDD LTE : B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28
  • TD LTE : B38 / 39 / 40 / 41
  • WCDMA : B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • GSM : 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
  • おサイフケータイ : ×
  • バッテリー : 4,230mAh
  • 本体サイズ : 縦156.2×横75.6×厚さ8.2mm
  • 質量 : 約168g
  • カラー : ダイヤモンドブルー、ダイヤモンドピンク
【お詫びと訂正】初出時、Wi-Fiの準拠規格をIEEE802.11 ac/a/b/g/nとしていましたが、メーカーから訂正発表があったため、IEEE802.11 b/g/nに変更しました(2018年8月30日 14:55)
  • OPPO Japan 代表取締役 鄧宇辰(トウ・ウシン)氏

    発表会に登壇したOPPO Japan 代表取締役の鄧宇辰(トウ・ウシン)氏

2018年2月に「R11s」で日本市場に参入したOPPO Japan。囲み取材で、同社 代表取締役の鄧宇辰氏は「日本のしきたり、ビジネスモデル、ユーザー動向について綿密に調べ、研究しています。優れた審美眼を持ち、よい製品は必ず評価してくれるのが日本の消費者。我々も成功できるよう、努力を続けていきたい」と語ります。OPPOは年に4機種以上の端末をグローバル発表しており、日本市場でも(今年度中に)あと2機種を発表すると話していました。