シャープのAndroidスマートフォン「AQUOS sense plus」は、AQUOSフォンとしては初めてのSIMフリー専用モデル。2017年に100万台の売り上げを達成した人気の「AQUOS sense lite」でほしかった、「あともう少し」をプラスした、使いやすいスマホとなっています。

また、シャープのIGZO液晶による高画質ディスプレイ、十分な性能のCPUとメモリ、防水機能におサイフケータイ、指紋センサーと、ソツがない! さらに、動画を撮りながら写真(静止画)を撮れる機能もあります。そこで、AQUOS sense plusの使用感や、多彩なカメラ機能などをチェックしてみました。

  • シャープ、SIMフリースマホ「AQUOS sense plus」レビュー

    本体カラーはホワイト、ベージュ、ブラックの3種類。本体前面には指紋センサーがあり、画面ロックの解除のほかホームキーとしても使えます。ディスプレイは約5.5インチ。157gの軽量ボディは薄型ながら手にしっくりなじみます

  • シャープ、SIMフリースマホ「AQUOS sense plus」レビュー

    アウトカメラは約1,640万画素。レンズ部分がちょっとだけ盛り上がっています

  • シャープ、SIMフリースマホ「AQUOS sense plus」レビュー

    nanoSIMとmicroSDカードは、1枚ずつセットできます

色鮮やかなディスプレイとサクサク快適な高速処理

ディスプレイは5.5インチの2,160×1,080ドット。シャープのIGZO液晶は、やっぱり色鮮やか。画面比率は流行の18:9サイズ。AQUOS sense liteと比べて画面が広くなり、本体サイズも少し大きくなりました。AQUOS sense plusを手に持つと、スリムなボディが手にしっくりなじむ感じ。また、画面の鮮やかさゆえに心配な画面の“のぞき見”には「のぞき見ブロック」機能を有効に。自分の横から画面が見えてしまう状況を防ぎます。

  • シャープ、SIMフリースマホ「AQUOS sense plus」レビュー

    左からAQUOS sense lite、AQUOS sense plus、AQUOS R2です。フラッグシップモデルのR2よりは小さいですが、左のAQUOS sense liteと比べると画面が縦長で大きくなっているのがわかります

CPUにはQualcomm Snapdragon630を搭載。ブラウザで複数のタブを開いたり、アプリをたくさん立ち上げたりしても重くなりません(もちろん限度はあります)。メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GB。外部ストレージは最大400GBのmicroSDXCに対応します。

Wi-Fiはこれまでの2.4GHz帯だけではなく5GHzにも対応し、これは大きなポイントです。5GHz帯はおもに自宅で使うことになりますが、多くの場合、2.4GHz帯よりも高速でしょう。2.4GHz帯の電波を使う他の家電機器とも干渉しないため、例えば電子レンジを使いながらストレスなく、5GHz帯でWi-Fiルーターに接続したAQUOS sense plusでレシピサイトを見ていけます。

SIMフリースマホのビギナーにも優しい

SIMフリーといえば、筆者はスマホに詳しい人向けの印象を持っていましたが、AQUOS sense plusは定番機能を一通り備えているなど、初めてSIMフリースマホを買う人にも選びやすいモデルです。「おサイフケータイ」対応や、2年間のOSアップデートを保証している点も、安心感がありますね。

IPX5・IPX8の防水性能を持っているのも心強い! 濡れた手でも画面操作できる仕様も含めて、個人的にはお料理中の濡れた手でレシピサイトを見ていけることが魅力的でした。

  • シャープ、SIMフリースマホ「AQUOS sense plus」レビュー

    濡れた手でも快適に操作。タオルでいちいち手を拭かなくてもレシピサイトを見続けられるので、とても便利です!

お風呂場でも使えるので、バスタイムも充実します。実際にお風呂で使ってみたら、濡れた手での指紋認証ロック解除には苦戦したものの、それ以外は普段通りの快適な操作感。時間を忘れて入浴できました。なお、浴槽にドボンと水没させるようなケースまでは防水対応しないので注意です。

また、シャープ独自のスマホ向け人工知能(AI)のエモパーもお気に入り。使う人と使わない人にわかれる機能ですが、朝、通勤路線の遅延情報や、天気の情報などをAQUOS sense plusがしゃべりかけて教えてくれたりします。