オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、さまざまなシステムとAPIでつながり業務を自動化、中堅・中小企業の働き方改革を促進できるサービス「奉行クラウド API version」の販売を7月27日より開始した。

  • 「奉行クラウドAPI version」概要

    「奉行クラウドAPI version」概要図

「奉行クラウド API version」は、同シリーズのコンセプトである"つながる ひろがる"を具体的に実現するため、APIによりさまざまなシステムとつながるサービス。中小企業が簡単かつ効果的に業務の自動化を実現でき、周辺業務システムの自動連携ニーズを満たすものになっている。同サービスが提供するAPI連携では、クラウドサービスはもちろん、オンプレミスのシステムやIotデバイスなどとも双方向のデータ連携を実現するなど、働き方改革の推進や人手不足の対策などに効果を発揮するとしている。

勘定奉行クラウド(会計)を皮切りに、給与・人事・販売・在庫・債権債務・申告など、業務別に「奉行クラウド API version」の提供が予定され、コストパフォーマンスの高いAPIエコノミーを構築できる。ユーザー企業が必要な範囲で業務データを簡単に連携できるがめ、業務生産性を飛躍的に向上させることが可能となっている。また、AI(Artificial Intelligence)やRPA(Robotic Process Automation)といった新しいクラウドサービスとの連携も進めているという。

さらに、奉行クラウドAPI versionでは、24時間365日、APIをご利用できる環境を提供されるとともに、奉行シリーズと連携している「200種類以上の業種・業務ソリューション」について2019年の夏頃を目途に順次API対応をしていく予定だとしている。

また、10月からは、全国の関係パートナーに対して、API連携を開発するための開発支援として新しいパートナーシップを開始し、「API開発環境となる奉行クラウドのテスト環境」と「APIの開発を支援する開発者ポータル」を通じて、メンテナンス情報や仕様書、説明書を用意し、地域レベルのIT連携を積極的に支援していくということだ。

価格は、勘定奉行クラウドi API version Aシステム 1ライセンスの場合、年額16万5,000円〜。また、初期費用として別途5万円が必要となる。ただし、勘定奉行10のユーザーでOMSS LLS(Long Lifecycle Support)に加入している場合は、初期費用は不要。