アイ・オー・データ機器は11日、簡単に設定できることが特徴のネットワーク接続ハードディスク(NAS)「HDL-TA」シリーズを発表した。1TBモデル、2TBモデル、3TBモデル、4TBモデルの4製品を備え、1TB / 2TBは7月末に、3TB / 4TBモデルは8月上旬に出荷する。価格は税別16,500円(1TBモデル)から。

  • 「HDL-TA」シリーズ

「HDL-TA」シリーズは、初回のセットアップから実際の利用まで、手軽に設定できることを目指したNAS。PCとつなぐ場合は専用アプリ「LAN DISKコネクト」を、スマートフォンとつなぐ場合はQRコードを読み込んで、利用設定を行える。

大きな特徴として、自分専用のフォルダーを作り、誰からも見られない保存スペースを作ることができる「じぶんフォルダー」機能を用意。一般的なNASは接続したPCやスマートフォン内のデータを、利用者全員が閲覧・共有できる設定になっていることが多い。しかし「じぶんフォルダー」機能は管理者を通さずに専用フォルダを作成でき、ユーザー名とパスワードを設定することで、作成した利用者のみがアクセスできる。「じぶんフォルダー」内のデータは、ユーザー名・パスワードがなければ、管理者でも見られないという。

このほか、スマートフォンアプリを使ったリモートアクセス機能、Wi-Fi経由でスマートフォン内の写真をNAS内に自動保存できる機能、メディアサーバー機能、バックアップ機能などを備える。

  • 本体背面

通信インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T準拠の有線LANポート。対応プロトコルはTCP/IP(IPv4/IPv6)。推奨されている最大同時接続台数は8台。本体サイズはW43×D134×H168mm。重量は1TBモデルが約1.1kg、2TBモデルが約1.2kg、3TBモデルと4TBモデルが約1.3kg。