シュナイダーエレクトリックは、スマートファクトリーを実現するため、同社が本年より提供を開始した「マシンソリューション」の導入を加速する「マシンソリューション・ラボ」を、7月2日に東京で、7月27日に大阪で開設することを発表した。
同社は2017年、日本国内において、ファクトリーオートメーション事業をより強化するための専門組織であるインダストリー事業部を新設し、従来のプログラマブル表示器(HMI:ヒューマンマシンインターフェイス)やシグナリング機器といった製品ポートフォリオに、新たにPLCやインバーター等を拡充した。
また、2018年からは「包装機」「ホイスト」「空調機」「搬送機」「ポンプ」「加工機」という6つのターゲットセグメントに対し、専門知識・経験を持つエンジニアが最適なマシンの構築をサポートする「マシンソリューション」の提供を開始している。同マシンソリューションは「TVDA」と呼ばれる装置構成のひな型を用意しているという特長をもつ。
このたび開設された「マシンソリューション・ラボ」では、インバーター・セントリックTVDA(ホイスト、ポンプ、空調機向け)、PLC・セントリックTVDA(搬送機、加工機向け)、モーション・セントリックTVDA(包装機向け)の3構成のTVDAと、ソリューションに必要となるハードウェアおよびソフトウェアを準備し、導入前の動作確認・検証を行う。これにより、顧客の仕様に最適な装置構成が容易に構築できるため、装置開発のコスト削減と納期短縮を実現できる。
今後、シュナイダーエレクトリックでは、「マシンソリューション・ラボ」により、年間100システム以上のマシンソリューションの導入を目指していくとしている。