Visual Studioエンジニアリングチームは5月7日(米国時間)、「Introducing Visual Studio IntelliCode|The Visual Studio Blog」において、Visual Studioに導入される新機能「IntelliCode」について伝えた。これは機械学習や人工知能技術を活用したコーディングアシスト機能で、これまでの補完機能よりも高度なアドバイスを提供し、開発者の作業効率を高めるとしている。

  • IntelliCode機能例その1 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    IntelliCode機能例その1 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

  • IntelliCode機能例その2 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    IntelliCode機能例その2 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

IntelliCodeはコンテキストを加味して補完候補の表示などを実施するようになっている。補完表示や説明表示などによって、新しいAPIを短時間に学習することもできるとしている。

また、IntelliCodeには変数の誤った使い方を検出する機能も実装されている。コードをコピー&ペーストしたことで誤った変数がそのまま使われていることがあるが、IntelliCodeはこうした誤った変数を検出してユーザーに提案することができる。

  • IntelliCodeによる誤った変数利用の検出例 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    IntelliCodeによる誤った変数利用の検出例 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

IntelliCodeはGitHubでも優良とされる2000を超えるリポジトリのソースコードをベースに機械学習が実施されており、より優れたコードを記述するためのサポートを実施してくれる。現在のところC#に特化しているが、今後さらにサポート機能を追加するほか、C#以外のプログラミング言語へも対応するとしている。