iPhoneの「メモ」アプリの特徴の一つに、手書き機能があります。ペンやマーカーなどの筆記具と消しゴム、5色のカラーというシンプルなツールで、メモの途中に簡単な絵や図を挿入することができます。これを「インラインスケッチ」といいます。今回はこのインラインスケッチの使い方をご紹介します。

メモアプリで手書き機能を使う方法

インラインスケッチは、新規メモはもちろん、メモの途中にも入れ込むことができる手書き機能です。スケッチボタンをタップすると、描画用のツールが表示されます。

  • 新規メモ、または過去に作成したメモを開き、スケッチボタンをタップ。ツールが表示されます

  • 線を描く道具はペン・マーカー・鉛筆の3種類。線を消す消しゴムと、移動させる選択ツールが表示されています。iPhoneを横向きにすると5色のカラーパレットが表示されます

  • 縦向きの場合、描く道具を使用中にカラーボタンをタップすると5色のパレットが表示。色を選ぶ→描く道具をタップすると、元の画面に戻ります

  • このような線を描くことができます

線の消し方・移動の仕方

インラインスケッチの消しゴムは、描いたものを「線ごと」に消します。同じように、選択ツールも「線ごと」に選択・移動する形になります。

  • 消しゴムツールをタップし、描いた線に触れると、線ごと消去されます

  • 選択ツールをタップし、描いた線の一部を囲む。ドラッグすると線ごと移動できます

取り消しとやり直し

上部にあるボタンで、描画の「取り消し」「やり直し」を行うことができます。

  • 取り消しボタンで、操作をひとつずつ戻る

  • やり直しボタンで、操作をひとつずつやり直して進める

文字入力に戻る方法

スケッチを描き終えたら「完了」をタップすると、文字入力に戻ることができます。

  • 描き終えたら「完了」をタップ→画面の空白部分をタップすると、文字入力に戻ります

スケッチを再編集する方法

いったん「完了」をタップしても、後から描き足したり変更することが可能です。

  • 「完了」を押した後でも、スケッチボタンをタップすればいつでも描き足しや変更ができます。ただし、描画できる領域はスケッチの上下にある線で区切られています

  • この線を指で押さえて上下させると、描画できる領域を広げることができます

背景に罫線やマス目を表示させる方法

スケッチの描画をサポートするちょっとした小技。背景に罫線やマス目を表示させることができます。

  • メモを開き、右上のシェアボタンをタップ→下段から「罫線と方眼」を選択

  • お好みのスタイルをタップ→スケッチボタンをタップすると、罫線やマス目が表示されます。文字や線を描く際のガイドになります