メールにしてもSNSのメッセージ機能にしても、日付や時刻はきちんとした書式でなければ相手に通じません。たとえば、待ち合わせの時刻として午後4時30分を伝えたいとき、「430」と書くと文脈次第では午前4時30分と解釈されかねませんし、そもそも意図が伝わらない可能性があります。安易に省略せず、「午後4時30分」または「16時30分」と書くべきでしょう。

もっとも、日付や時刻は「4月1日」や「16時30分」のように、アラビア数字と漢字を混ぜて綴ることが一般的で、それをiPhoneで入力するのはなかなか面倒なものです。「4/1」や「16:30」といった形式でもじゅうぶん伝わりますから、それで手を打つのもひとつの考えかたでしょう。

しかし、安易に妥協する必要はありません。iPhoneには、「4月1日」や「16時30分」のようにアラビア数字と漢字を混ぜる綴りかたを、スピーディーに入力する方法があるのです。

手順はかんたん、ソフトウェアキーボードを日本語入力モードに切り替え、日付であれば「月」と「日」、時刻であれば「時」と「分」を除いた数字を入力すればOKです。4月1日であれば「41」、10月29日であれば「1029」、5時25分であれば「525」、17時45分であれば「1745」といった要領です。時刻で分数が一桁の場合、「01」や「09」のように二桁表記にすること以外は、そのまま入力してかまいません。あとは変換候補欄に表示された「○月○日」や「○時○分」をタップするだけです。

なお、この入力方法にはチェック機構があり、ありえない日付/時刻は変換候補欄に表示されません。たとえば、「132」は1月32日がありえないため「1時32分」、「2543」は日付/時刻ともありえないため全角/半角の数値のみとなります。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 日本語キーボードを選択しているとき、日付/時刻の数字部分だけを入力すると、「○月○日」や「○時○分」といった変換候補が現れます

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    2 時刻で分数が一桁の場合、「01」や「09」のように二桁表記しないと時刻情報として扱われません

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    3 1月32日はありえないので、時刻のみ変換候補に現れます

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    4 時刻としても日付としてもありえない数字の場合、変換候補に時刻/日付フォーマットは現れません