iPadは、2014年を境に3年あまりの長い低迷を続け、出荷台数の前年同期比割れを繰り返してきた。2017年第3四半期に、四半期ごとの販売台数がやっと前年同期比増を記録したが、その立て役者は高性能のiPad Proではなく、価格を抑えたiPad(第5世代)の存在だった。

iPad(第6世代)は、人々に受け入れられる価格を見つけた「次」を目指すデバイスだ。ペン対応と拡張現実といった新しい機能と低価格の両立によって作り出される価値が、教育現場に限らずさまざまな場面で顕在化するはずだ。

今回、明確な買い換え動機が与えられたiPadは、おそらく世界の市場で善戦し、2018年を通じて良好な販売結果を残すことになるはずだ。本連載でも触れる教育現場向けのサービスやアプリ面を含め、 AppleがさらにiPadの販売台数を高める施策を用意できるかどうかに注目していきたい。