ボースは3月22日、肩に乗せるタイプのBluetoothスピーカー「SoundWear Companion speaker」を国内で発売すると発表した。耳に近い場所にスピーカーが配置でき、小さめの音量でも臨場感のあるサウンドが楽しめるのが特徴。希望小売価格は税別32,000円で、発売は3月29日。本日から先行予約を受け付ける。
SoundWear Companion speakerはネックバンドのような形状をしており、肩に乗せて使う。本体には、音を鳴らすドライバーユニットを2つ内蔵しており、深みのあるサウンドが再生できる。いずれも、耳に向けて音が鳴る構造になっており、周囲への音漏れを最小限に防げる。周りに人がいる状況や、深夜に一人で音楽や映画を楽しみたい場合でも、周囲に迷惑をかけずに済む。
連携したスマホに電話がかかってきた場合、着信音や音声で着信を伝えるほか、バイブレーションによる振動でも通知できる。本体に搭載したボタンを操作すると着信への応答や終話ができるほか、SiriやGoogleアシスタントへのアクセス、楽曲の再生ができる。
本体はIPX4準拠の防滴・防汗仕様になっているので、汗をかいたり水しぶきがかかっても破損を防げる。バッテリー駆動時間は約12時間で、約15分の充電で約2時間使える急速充電機能も備える。本体重量は約260g。カラーはブラック1色のみを用意し、本体を保護するブラックの専用カバーが付属する。専用カバーはネイビー、プラム、グレーのものをオプションで用意する。
このジャンルの肩乗せ式Bluetoothスピーカーは、ソニーが2017年10月に発売した「SRS-WS1」(実売価格は税別25,000円)がヒットしている。だが、あまりに注文が殺到して生産が追いつかないため、注文の受付を一時停止すると3月20日に発表したばかり。このタイミングでボーズが競合製品の投入を発表したことで、SRS-WS1の購入を検討していた人にとっては目が離せない存在となりそうだ。