ソニーモバイルコミュニケーションズは、スペイン・バルセロナで開催された「MWC 2018」で、USB Type-Cケーブル接続とBluetooth接続を切り替えられるハイレゾ対応ステレオヘッドセット「SBH90C」、そしてオープンイヤー型のステレオヘッドセット「STH40D」を、26日(現地時間)に発表しました。ここではこの2製品のファーストインプレッションを紹介します。

USBでもBluetoothでもつなげる「SBH90C」

SBH90Cは、USB Type-Cによる有線接続と、Bluetooth接続の両方に対応した、ネックバンドスタイルのハイレゾ対応ヘッドセットです。バンド自体はかなり柔らかく、持ち運び時にはコードのように巻くことができます。イヤホン部の根本にはマグネットが取り付けられ、左右をくっつけてまとめておくことができます。

  • SBH90C

  • 本体はかなり柔らかい

2月26日(スペイン時間)に同時発表された、同社のフラッグシップスマートフォン「Xperia XZ2」と「Xperia XZ2 Compact」は、端末からイヤホン端子が省かれました。iPhone 7発表以降、スマートフォンからイヤホン端子は消えつつあり、このMWC 2018でも、イヤホン端子が載っていないスマートフォンを複数見かけています。SBH90CはType-Cポートでスマートフォンと接続すると、ハイレゾ音源を再生できるほか、同時に充電も行える、これからのスマートフォンに適したアクセサリとなりそうです(発表時点ではXperia Xシリーズのみの対応となっています)。Bluetooth接続時にはaptXオーディオに対応します。

  • 有線インタフェースはUSB Type-C

再生されたハイレゾ音源は解像感が高く、迫力のあるサウンドでした。製品担当者によると、内蔵したUSB DACの品質・調整には特にこだわったといいます。本体の重さは27.2gで、実際に肩にかけてみると重さはほとんど感じませんでした。

再生ボタンの長押しで、SiriやGoogleアシスタントの起動が行えることも特徴のひとつ。再生ボタンは、接続先のスマートフォンに着信があった時の通話ボタンにもなります。

カラーバリエーションはブラックとシルキーベージュの2色。2018年初夏にワールドワイドで販売開始します。価格は未定とのこと。

  • イヤホン部にマグネットを備え、左右をまとめておけます。電源ボタン付近には、オンオフや電池残量を示すLEDライトを搭載します

周囲の音を自然に取り入れる「STH40D」

STH40Dは、3.5mmイヤホン端子の有線ケーブル接続に対応した、オープンイヤー型のステレオヘッドセット。イヤーピースを穴の空いた円形状にデザインし、音の通り道となる音道管を耳孔付近に配置する独自形状により、音楽を流していても、人の声や車の走行音といった環境音が自然と耳に入ってくるようになっています。

  • STH40D

本モデルは同時発表された完全ワイヤレスイヤホン「Ear Duo」のいわば"有線版"とでもいうべきもの。しかしEar Duoの方が上位機となるため、Ear Duoで搭載されている独自AIアシスタントが省かれているなど、有線以外の機能差もいくつかあります。

STH40Dの担当者は、このモデルは上記SBH90Cの対極に位置付けられる製品だと話します。「SONYロゴを付けるからには、音質もある程度良い必要がある。STH40Dはハイレゾ非対応のため、SBH90Cほど高い音質ではないが、外の音を取り入れながら良好な音質で音楽も聞ける需要は必ずあると考えた」といいます。

重量は片方で約10g(仕様上は両方で約18g)と非常に軽量。やや軽すぎると感じるほどです。耳の下に本体が来るため、装着時の安定性が気になっていましたが、実際に着けてみると、首を左右に振ってもずれることなく利用できました。また、音楽を流しながらでも、人の話す声はスムーズに聞こえます。部屋の中でバックミュージックを再生しながら、誰かと話すような感覚でした。

カラーはブラック、グレー、ピンク、グリーンの4色展開。こちらも2018年初夏の発売で、価格は未定ですが、「Ear Duo」よりは低くなる見込みです。

  • ケーブル長さは約1.2m

  • 音量や音声アシスタントを起動できるコントローラを搭載。Xperia XZ2とSTH40Dを、USB Type-C⇔3.5mmイヤホンジャック変換コネクタ経由で接続されていました