毎年世界最大級の規模で開催されている通信関連展示会「MWC 2018」が2月26日からスペイン・バルセロナで開幕しました。初日朝のトップバッターとしてソニーモバイルが開催した記者会見をレポートします。
新Xperiaではイヤホン端子がなくなる
今年のMWCでソニーモバイルが発表した新製品は既報の通りで、Androidスマートフォンの「Xperia XZ2」とコンパクト機の「Xperia XZ2 Compact」。完全ワイヤレスイヤホンの形をしたコミュニケーションデバイス「Xperia Ear Duo」、USB有線接続とBluetoothワイヤレス接続の2Wayハイブリッドイヤホン「SBH90C」などのオーディオ製品です。
各製品の詳細についてはニュースやハンズオンレポートに譲りますが、筆者は今回Xperiaからアナログイヤホン端子が省略されたことに注目しています。一昨年(2016年)秋に、アップルがアナログイヤホン端子をなくしたスマホ「iPhone 7」を発売。以降ワイヤレスイヤホン&ヘッドホンの人気が急上昇して、今もそのブームは完全ワイヤレスイヤホンにもリレーされながらさらにヒートアップしています。
新しいXperia XZ2/XZ2 CompactのユーザーはUSB Type-Cデジタル接続の、またはBluietoothワイヤレス接続のイヤホン・ヘッドホンを使って音楽を聴くことになるわけですが、特に日本国内でファンの多いXperiaシリーズが"イヤホン改革"を実行したことのインパクトがポータブルオーディオの世界にどう波及するのか、目が離せなくなりそうです。